今回のイヤホンの買い替えのきっかけは「福袋」だった。
イヤホンって、壊れたり調子が悪くなってから「あれ?そろそろ買い替えかな」って感じ始めると思うんだけど、私もそんなタイミングで、2025年のお正月にドンキで販売しているAnkerの福袋を見つけた。(正規店の福袋は間に合わなかった)
その福袋には、ワイヤレスイヤホンのSoundcore Space A40にくわえて、モバイルバッテリーやワイヤレスヘッドホンまで入っていて、全部で15,000円!総額27,000円相当だったらしいから、かなりおトクな内容。
ちょうどそれまで使っていたSony WF-1000XM3(中古)が限界を迎えていたので、これはナイスタイミング!ということで購入。
実際に使ってみたら、「もうこれで十分かも」と思えるくらい満足できたので、今回は同じAnkerの人気モデルLiberty 4 NCと比べながら、Space A40の良さをレビューしていこうと思う。
比較表:Space A40とLiberty 4 NC
機能・特徴 | Soundcore Space A40 | Soundcore Liberty 4 NC |
---|---|---|
発売日 | 2022年8月 | 2023年7月 |
価格帯 | 約9,000円前後 | 約12,000~13,000円前後 |
ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング 2.0 | ウルトラノイズキャンセリング 3.0 |
バッテリー(本体) | 最大10時間(ケース込みで50時間) | 最大10時間(ケース込みで50時間) |
マルチポイント対応 | 対応(2台同時接続OK) | 対応(2台同時接続OK) |
通話品質 | ノイズリダクション付きでクリア | 高性能6マイク&AIでさらに強化 |
特徴的な機能 | 小型・軽量で持ち運びやすい | 着け心地◎、ノイキャン性能が強化、ただややでかい。 |
アプリのカスタム性 | イコライザーやタッチ操作など調整可能 | 同様にカスタマイズ可能 |
だいたいこんな感じでノイズキャンセル、マイクなどはSoundcore Liberty 4 NCの方がいい性能なんだけど持ち運びの利便性はSoundcore Space A40の方がいいしバッテリーの差は大差ないのでSoundcore Space A40で個人的には心配もなかった。
※本記事で使用したスペック比較の情報は、各メーカー公式サイト(Anker公式・Sony公式)および販売ページ、ユーザーマニュアルなどを元に作成しています。記載内容は2025年5月時点のものです。
実際に使って感じた「Space A40の良さ」

◎ ノイキャン性能、実はかなりイイ
正直、安いからって舐めていたのが正直なところ。
音楽を流さずにノイキャンだけONにして、しばらくそのままにしてからイヤホンを外すと…「外、うるさっ」って驚くレベル。
電車・カフェ・オフィスでは十分すぎる効果を感じている。
◎ 音質も文句なし(元がWF-1000XM3ユーザーです)
以前はソニーのWF-1000XM3を使っていたので、それなりに音には気を遣っている方だとは思うんだけど、A40でも「音悪っ」って感じたことはない。
パソコンのレビューの際に2023年以前のパソコンか、それ以降のパソコンかで大きく分かれるようなことを書き残しているんだけど、
イヤホンの場合は2022年以前とそれ以降で大きく進化をしているような気がする。
◎ バッテリー持ちは“体感一週間”
数時間の使用を毎日していて、ケース込みで1週間くらいは余裕で持っている。
◎ 同時接続が便利すぎる(iPhoneとMacで快適)
前に使っていたWF-1000XM3は、マルチポイント非対応で、いちいちBluetoothの切り替えが必要だった。
「マルチポイント」は以前からBluetoothにはあったが、TWS(完全ワイヤレスイヤホン)での普及は遅かった。Ankerは比較的早い段階から実装(特にSpace A40はコスパで注目)という点もありったようでA40は、iPhoneとMacを同時につないでおけるので、スマホで音楽を聴きながら、パソコンでの通知やZoomにもすぐ切り替わる。この機能はめちゃくちゃ快適。
(MacのMacBook Air M2のレビューも見てね)
この辺は注意点もあるので下にまとめる。
LDACとマルチポイント接続は同時に使えないけど…
Soundcore Liberty 4 NCやSpace A40は、高音質コーデック「LDAC」に対応しているため、対応スマートフォンと接続すれば、ハイレゾ相当の音質で音楽を楽しむことができている。
しかし、このLDACを有効にすると「マルチポイント接続」が同時に使えなくなるという仕様がある。 つまり、
- スマホでLDAC接続(高音質再生)
- 同時にPCやタブレットとBluetooth接続
…といった2台同時接続での快適な切り替えはできないため、この点には注意が必要。
この制限はAnker製イヤホンに限らず、Bluetoothの技術的な制約によるもので、LDACは高いビットレートを使うため、マルチポイント用の帯域が確保できなくなるってことらしい。
ただ、LDACで音楽聴くくらいならもっと高価な無線イヤホンか、もしくは有線で聞いた方がいいと思うので普通の人はなんの心配もする必要なし。
どうすればいい?使い方のコツ
もし本当にLDACも聞きながら機能に応じて切り替えたいとかなら
- 音質重視の日:LDACをオンにして、スマホと1台接続でじっくり音楽を楽しむ
- 利便性重視の日:LDACをオフにして、スマホとPCを同時接続(マルチポイント)で快適に切り替え
こうするしかない。有線買った方がいいと思う。ただ、購入前にこの仕様を知っておくだけで、音質に期待している人でも後悔のない選び方ができるはず。
特にLDAC対応スマートフォン(Xperia、AQUOS、Galaxyの一部機種など)を使っている方は、自分のライフスタイルに合う使い方を想定して選ぶのがおすすめ。
※私はApple MusicとYouTubeくらいしか使っていないので関係ないけど
じゃあ、Liberty 4 NCを選ぶ理由は?
「もっとノイキャンが効くイヤホンがほしい」「音楽に集中したい」「通話の音質を最優先したい」
そんな人には、Liberty 4 NCも選択肢に入ると思う。
イヤホンのフィット感にこだわる人や、より上位モデル感を求める人にもいいと思う。
ただ私は音質にそんなにこだわりはないのでA40で全く問題ない。
実際、「片耳しか聞こえない」「うまく接続できない」などの口コミや検索サジェストが目立つのは、Liberty 4 NCのような高機能モデルならではの複雑な機能・設定が原因になっている場合が多い。つまり、使いこなせない人が一定数出てくるんだよね。(私じゃ使いこなせない)
あと、WF-1000XM3がデカかったのでとにかくスマートなものの方がいい。
あと、うどん型がちょっと嫌かな。
A40は“安くて高品質”を求める人にベストな選択肢

私自身、「福袋で買ってなかったら知らなかった名機」って印象。
Liberty 4 NCが悪いわけではないけど、1万円以下でここまで使えるなら、わざわざ上位モデルにしなくても十分満足。
特にこんな人には、心からオススメ:
- 2020年以前のイヤホンをまだ使っている人
- ソニーのノイズキャンセリングイヤホンから買い替えを検討している人
- 安くて高品質なイヤホンを探している人
- うどん型以外でスマートなイヤホンを探している人
Anker福袋は毎年チェックしたい

今回の福袋で一番感じたのは、「良いガジェットに安く出会えるチャンスは意外とある」ということ。
もし来年また福袋が出たら、即チェックするつもり。
Anker製品って、モバイルバッテリーもヘッドホンも外れがないので、ガジェット初心者にも本当におすすめ。福袋に入っていた他のガジェットも余裕がある時にレビューする予定。
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