少し前まで、仕事用のWindows PCとしてLenovoの「ThinkBook 13s G3 ACN」を使っていた。
現在はもう手元にないが、実際に仕事でそれなりの期間使ったPCだ。
私が使っていたモデルは、Ryzen 7 5800U / メモリ8GB / SSD 256GBという構成。
発売されたのは2021年頃なので、2026年現在ではもう5年ほど前のノートPCになる。
それでも中古市場ではまだ普通に見かけるし、2026年9月リライト時点でもThinkBook 13s G3 ACNは、中古で3万円台前後の出品が確認できる。
構成や状態によって価格差はかなりあるので、あくまで目安として考えてほしい。
では今から中古で買う価値があるのか。
実際に仕事で使った感想から先に言うと、安ければサブPCとしてはまだアリ。ただし8GBモデルは用途をかなり選ぶ。
これが結論になる。
また、普段使っているMacBook Air M2との違いや、同価格帯で買える中古Windows PCとも比較していく。
プライベート、ビジネス用途でのノートPC選びの参考になれば幸い。
私が使っていたThinkBook 13s G3 ACNのスペック
私が使用していた個体はこんな構成だった。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 7 5800U |
| CPUコア数 | 8コア / 16スレッド |
| メモリ | 8GB LPDDR4x |
| ストレージ | 256GB SSD |
| ディスプレイ | 13.3インチ |
| 解像度 | WUXGA 1920×1200 |
| 色域 | 100% sRGB |
| バッテリー | 56Wh |
| 公称バッテリー駆動 | 最大12.3時間 |
| 重量 | 約1.26kg |
| カメラ | 720p |
| 筐体 | アルミニウム |
ThinkBook 13s G3 ACNにはRyzen 5 5600Uモデルも存在するが、私が使っていたのは上位のRyzen 7 5800U。
8コア16スレッドなので、CPUだけを見ると今でもそこまで悲惨な性能ではない。
むしろ私が使っていて困ったのはCPUよりもメモリ8GBだった。
しかもこのPC、メモリが基板に直接載っているオンボード仕様。
あとから16GBに増設することができない。
中古で買う場合はここをかなり注意して見た方がいい。Lenovo公式でも8GBと16GBの両モデルともメモリスロットなし・増設不可となっている。
ThinkBook+今なら比較したい3機種
ThinkBook 13s G3 ACNは、Ryzen 5・8GB・256GBモデルで約3.1〜3.5万円の出品例がある。
一方、Ryzen 7 5800U・16GB・512GBは4.5万円で売れた例や約5万円の出品例があり、訳ありなら2.7万円台もある。
つまり8GB版を3万円台半ば以上で積極的に買う意味は薄くなっている。
そして競合を見ると、ThinkPad X13 Gen 2のRyzen 5 PRO 5650U・16GBが3.7〜4.4万円前後、LIFEBOOK U9311/Fの第11世代i5・16GBが3.5〜3.9万円前後で見つかる。
HP EliteBook 835 G8もRyzen 5 PRO 5650U・16GB・512GBで4.87万円の例がある。
今だとこんな感じ。
| 2026年9月の候補 | 中古価格の目安 | 構成例 | 今選ぶ理由 |
|---|---|---|---|
| ThinkBook 13s G3 ACN | 約3〜5万円 | Ryzen 5/7・8〜16GB | デザイン、16:10液晶、端子が豊富 |
| ThinkPad X13 Gen 2 AMD | 約3.7〜4.4万円 | Ryzen 5 PRO 5650U・16GB | 16GBを選びやすく、仕事用として堅い |
| LIFEBOOK U9311/F | 約3.5〜4万円 | 第11世代i5・16GB | とにかく軽さ重視なら強い |
| HP EliteBook 835 G8 | 約4.5〜5万円 | Ryzen 5 PRO 5650U・16GB | ThinkBookに近い性能帯でビジネス向け |
2026年現在なら、ThinkBook 13s G3 ACNを機種名だけで指名買いする必要はないと思う。
Ryzen 7 5800U・16GBモデルが3万円台ならかなり魅力的だが、8GBモデルが3万円台後半なら、16GBのThinkPad X13 Gen 2やLIFEBOOK U9311/Fも比較したい。
※価格は2026年9月時点の中古出品例。状態、SSD容量、バッテリー、保証の有無で大きく変わる。
特に私がもう一度買うなら、8GBモデルは選ばない。
実際に仕事で使って感じた良かったところ

普通の仕事なら今でも十分動く
ブラウザ、Office系の作業、業務ソフトなどを単体で動かしている分には、それほど不満はなかった。
私の場合は、仕事で使っていたソフトがWindows専用だったため、このPCを使っていた。
Ryzen 7 5800U自体は8コア16スレッドなので、
- Webブラウジング
- WordやExcel
- 資料作成
- 軽い画像編集
- 業務ソフト
くらいなら今でも普通にこなせる。
「2021年のCPUだから何もできない」というほど古くは感じなかった。
端子がかなり揃っている
これはMacBook Air M2から使い替えると特に便利に感じるところ。
ThinkBook 13s G3 ACNには、
- USB-A ×2
- USB-C
- HDMI
- 3.5mmイヤホンジャック
がある。
USB-Cは充電、データ転送、DisplayPort出力に対応している。
つまり変換アダプターを大量に持ち歩かなくても、USBメモリを挿したり、HDMIでモニターにつないだりできる。
Lenovo公式では、内蔵ディスプレイに加えてHDMIとUSB-Cから外部ディスプレイを接続し、最大3画面を利用できる仕様になっている。
仕事用PCとしてはこういう普通の端子がある方が便利。
Macを使っていると、「USB-A挿したいだけなのにハブがいる」みたいなことがたまにあるし、仕事してたらUSB-A結構まだ使うのよね。
ThinkBookはその辺が楽だった。
13.3インチだけど画面は16:10
ディスプレイは13.3インチの1920×1200。
普通の1920×1080より縦に少し長い16:10なので、Webページや文章、Excelなどを見る時は結構使いやすい。
公式仕様では300nit、100% sRGBのIPSパネル。
私が使っていた個体も画面自体はかなり綺麗だった。
少なくとも、「安いWindowsノートだから画面も微妙」という感じではなかった。
気になったところ
8GBメモリはやっぱりしんどい
これが一番大きい。
CPUはRyzen 7 5800Uなのに、メモリが8GB。
単体の作業なら問題ないんだけど、ZoomやGoogle Meetをしながら、ブラウザを開いて別の業務ソフトを動かす。
みたいな使い方をすると、重く感じることが割とあった。
CPUが弱いというより、「これメモリ足りてないな」という感じ。
しかも先ほど書いた通り増設できない。
2026年に中古で買うなら、できれば16GBモデルを優先したい。
同じThinkBook 13s G3 ACNでも、メモリ16GBの中古個体は存在する。
中古市場では5800U / 16GB / 512GB構成の売買例も確認できる。
8GBモデルがダメというわけではない。
ただ、何度も伝えるけど
安いから8GBでいいか
↓
後で足りなくなったら増設しよう
これができないPCなのは覚えておいた方がいい。
1.26kgなのに、なぜか重く感じる
スペック上の重量は約1.26kg。
数字だけなら十分軽い。
私が普段使っているMacBook Air M2も約1.24kgなので、重量差はほとんどない。
なのに実際に持ち運んでいると、ThinkBookの方が邪魔に感じた。
これは完全に個人的な体感。
13.3インチで本体が小さい分、重量がギュッと詰まっている感じがするからなのかもしれない。
リュックに入れた時も妙に存在感があった。
数値だけ見ればMacBook Air M2とほぼ同じなのに、私はMacBookの方が持ち運びやすく感じる。
スペック表だけでは分からないところだった。
デザインは……ちょっとオタクっぽい
筐体は上下ともアルミニウム。
質感自体は悪くない。
安っぽいプラスチックPCという感じでもない。
ただ、なんかちょっとオタクっぽい。

これは完全に好み。
私が使っていたものはRyzenやWindowsなどのシールが何枚も貼ってあって、そのあたりも含めて「THE WindowsノートPC」感が強かった。
MacBookみたいな何もない板とは方向性がかなり違う。
シルバー系の筐体なので小傷は見えやすかったが、指紋は目立ちにくかった。
仕事道具なら全然気にならない。
でもデザインをかなり重視する人は、一度実物を見た方がいいと思う。
WebカメラはMacBook Air M2より明確に弱かった
ThinkBook 13s G3 ACNの内蔵カメラは720p。
ZoomやGoogle Meetには使える。
ただ、画質は別に良くない。
MacBook Air M2と比べると、
「こっちちょっと画質悪いな」と普通に感じた。
ThinkBookには物理的にカメラを塞げるプライバシーシャッターがあるので、そこは仕事用PCとして便利。
Lenovo公式でも720p固定焦点カメラ+プライバシーシャッターという仕様になっている。
オンライン会議を頻繁にするなら、カメラ画質を重視して選ぶ機種ではない。
MacBook Air M2と両方使って感じた違い
ThinkBook 13s G3 ACNとMacBook Air M2は、実は重量だけならほとんど同じ。
ただ、実際に両方使うと性格は全然違った。
| ThinkBook 13s G3 ACN | MacBook Air M2 | |
|---|---|---|
| 重量 | 約1.26kg | 約1.24kg |
| OS | Windows | macOS |
| USB-A | 2基 | なし |
| HDMI | 本体搭載 | 本体にはなし |
| カメラ | 720p | 1080p |
| メモリ | 私の個体は8GB | 構成による |
| 持ち運びの体感 | なぜか重く感じた | 軽く感じた |
| Windows専用ソフト | 強い | 基本使えない |
重さやCPU、メモリ等のスペックは各公式サイトに記載のものを引用しています。
ThinkBook 13s G3 ACN 仕様 – Lenovo公式サイト
MacBook Air (M2, 2022) – Apple公式サイト
単純に、
Windowsが必要ならThinkBook。
macOSで問題ないならMacBook Air M2の方が私は好き。
だった。
ただし仕事で、
「USB-Aを使う」
「HDMIに直接つなぐ」
「Windows専用ソフトが必要」
となるとThinkBookの方が圧倒的に楽な場面もある。
何でもMacBookが上という話ではない。
中古でThinkBook 13s G3 ACNを買うなら確認したいこと
2026年現在、中古で探すならスペックだけではなく状態も重要になる。
すでに発売から数年経っているため、特に確認したいのはこのあたり。
メモリは8GBか16GBか
最重要。
できれば16GB。
8GBモデルは増設できないので、用途を考えてから買った方がいい。
バッテリーの劣化
新品時の公称値は56Wh、最大約12.3時間だが、中古品が今でも12時間動くという意味ではない。
バッテリーは消耗品なので、発売から数年経った中古PCなら劣化していて当然。
可能ならバッテリーの状態を確認したい。
SSD容量
256GBでも仕事用なら使えるが、写真や動画を大量に保存するとすぐ埋まる。
512GBモデルが同程度の価格ならそちらを選びたい。
USB-C充電が正常か
このPCはUSB-Cから充電する。
中古ならUSB-C端子の接触不良も一応確認したい。
液晶と筐体の状態
アルミボディなので擦り傷などがある中古品も多い。
見た目を気にしないなら、その分安い個体を狙うのもアリ。
2026年の中古相場を見ると3万円台が一つの目安
2026年9月リライト現在、中古市場を見るとRyzen 5 5600U / 8GB / 256GBのThinkBook 13s G3 ACNが、おおむね3万円台前半で出ている例が確認できる。
一方で16GBモデルやRyzen 7モデルは、状態やSSD容量によって価格が変わる。
中古価格はかなり動くので、
「ThinkBook 13s G3 ACNなら○万円が絶対相場」
とまでは言わない。
ただ、個人的には8GBモデルに4〜5万円出すなら、他の中古PCもかなり比較した方がいいと思う。
3万円前後で、
「Windows専用ソフト用のサブPCが欲しい」
なら話は変わってくる。
2026年にThinkBook 13s G3 ACNをおすすめできる人
今から買ってもいい人
2026年でも向いていると思うのは、
- 3万円前後でWindowsノートを探している
- ブラウザやOffice中心
- Windows専用ソフトを使いたい
- サブPCが欲しい
- HDMIやUSB-Aを本体に直接挿したい
- 中古PCでも抵抗がない
こういう人。
特に16GBモデルを安く見つけられた場合は結構面白いと思う。
CPU自体はRyzen 7 5800Uなら今でも普段使いには十分な性能がある。
あまりおすすめしない人
逆に、
- 動画編集をメインでやりたい
- Web会議をしながら大量のアプリを開く
- 8GBモデルを長期間メインPCとして使いたい
- バッテリー持ちを最優先する
- 軽さを最優先する
- 中古PCに4〜5万円以上使う予定
なら、別の機種も見た方がいい。
特に8GBモデル。
CPUだけ見て、「Ryzen 7だから高性能!」と買うと少し危ない。
私が実際に使って一番気になったのはまさにそこだった。
結論:安ければまだアリ。ただし8GBモデルは慎重に
ThinkBook 13s G3 ACNは2021年頃のPCなので、さすがに最新機種ではない。
それでも実際に仕事で使っていた経験からすると、
2026年でも軽い仕事ならまだ普通に使える。
Ryzen 7 5800U自体も、それほど弱いCPUではない。
USB-A、HDMI、USB-Cが揃っていて、13.3インチの16:10ディスプレイ。
仕事用Windows PCとして必要なものは結構ちゃんと揃っている。
問題はやっぱりメモリ。
私が使っていた8GBモデルは、Web会議をしながら複数のソフトを動かすと重く感じることがあった。
しかも増設できない。
だから2026年に中古で買うなら、
16GBモデルなら積極的に検討。
8GBモデルなら価格と用途次第。
くらいで考えるのがいいと思う。
私の場合はWindowsでしか動かない仕事用ソフトを使うためのPCだったので、役目は十分果たしてくれた。
そして今はもう手放してMacBook Air M2を使っている。
それでも「安いWindows機を一台持っておきたい」と言われたら、中古価格次第では今でも候補には入るPCだと思う。