2025年のお正月、ドン・キホーテでAnkerの福袋を購入した。
その中に入っていたのが、今回紹介するSoundcore Space A40。
それまで使っていたのは、中古で買ったSonyのWF-1000XM3。
ちょうどそっちも限界を迎えていたので「福袋にイヤホン入ってるならちょうどいいじゃん」くらいの気持ちで使い始めた。
正直、最初はそこまで期待していなかったが実際には、そこから1年半〜2年近くメインのイヤホンとしてかなり使った。
結論から言うと、ノイズキャンセリングも音質もバッテリーも特に大きな不満はなかった。
そして最後まで故障もしなかった。かなり使いやすいイヤホンだった。
ではなぜ今使っていないのか。
なくしたからである。
私はワイヤレスイヤホンを定期的になくすんだよね。
その後、また別の福袋で買ったSoundcore P41iまで半年くらいでなくしたので、ここまでくるとAnkerではなく完全に私の問題だと思う。
そんなわけで今回は、Space A40を長期間使って実際にどうだったのか、今さらながら振り返ってみようと思う。
比較表:Space A40とLiberty 4 NC
私が買ったのはA40単体ではなく、2025年のドンキのAnker福袋。
A40のほかにもモバイルバッテリーやヘッドホンが入っていて15,000円だった。
今考えても結構おかしい。
福袋なので、「欲しくてA40を指名買いした」というより、「なんか入ってたから使ってみた」って感じ。
Space A40入りの福袋を購入した当時、すでにLiberty 4 NCも販売されていたので、購入前には結構比較していた。
以下は実際の比較表なので参考になれば幸い。
| 項目 | Soundcore Space A40 | Soundcore Liberty 4 NC |
|---|---|---|
| ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング 2.0 | ウルトラノイズキャンセリング 3.0 |
| 通常再生時間 | 最大10時間 / ケース込み50時間 | 最大10時間 / ケース込み50時間 |
| ANC使用時 | 最大8時間 / ケース込み40時間 | 最大8時間 / ケース込み40時間 |
| LDAC | ○ | ○ |
| マルチポイント | ○(2台同時接続) | ○(2台同時接続) |
| マイク | 6マイク+AIノイズリダクション | 6マイク+AIノイズリダクション |
| ワイヤレス充電 | ○ | ○ |
| 片耳の重さ | 約4.9g | 約5.2g |
| Bluetooth | 5.2 | 5.3 |
| 防水 | IPX4 | IPX4 |
| 形状 | 耳に収まる小型タイプ | スティック型(耳からうどん出てるみたいな) |
| 個人的に感じる強み | 小ささ・軽さ | より新しいANC |
だいたいこんな感じで、ノイズキャンセリング性能はLiberty 4 NCの方が上。
ただ、改めて比べてみると、思った以上に基本性能は似ている。
バッテリー時間はほぼ同じ。どちらもLDAC、マルチポイント、ワイヤレス充電に対応している。
Liberty 4 NCはノイズキャンセリングが新しい「3.0」になっている一方、Space A40は片耳約4.9gと少し軽く、個人的には耳にすっぽり収まる形も好きだった。
もちろんLiberty 4 NCの方が後発モデルなので進化している部分はある。
ただ、A40を実際に使っていて「ここが足りない」と感じることがほとんどなかったので、結局最後まで買い替えなかった。
壊れるより先になくしたけど。
持ち運びはSpace A40の方が自分には合っていたし、バッテリー性能にも大きな差はない。だから個人的にはA40のままで特に不満はなかった。
あと、Soundcore Liberty 4 NCの形?スティックのうどんみたいなのが苦手っていうのもある。
※本記事の製品仕様は、Anker公式サイト・製品ページ等を参考にしています。情報は2026年9月時点のものです。
よかったこと
良かった① 一番よかったのは結局「小さいこと」「軽いこと」
Space A40で一番気に入っていたのは、音質でもノイズキャンセリングでもなく、たぶん小ささだった。
以前使っていたWF-1000XM3が結構デカかったこともある。
A40に変えた時は、「イヤホンってこんな小さくていいんだ」と思った。
耳につけてもかなり収まりがいいし、ケースも小さい。
ポケットや小さいバッグにも普通に入る。
高性能なイヤホンは他にもあるけど、毎日使うものって結局こういう持ち歩く時に邪魔にならないことがかなり重要なんだと思う。
いわゆる「うどん型」のイヤホンじゃないし。
完全に見た目の問題なので性能とは何の関係もないけど、A40の丸っこくて耳に収まる形は結構好きだった。
良かった② ノイズキャンセリングは普通に十分だった
Space A40には「ウルトラノイズキャンセリング2.0」が搭載されている。
周囲の騒音に合わせて、ノイズキャンセリングの強さを自動で調節してくれる機能らしい。
数字だけ見ると、後から発売されたLiberty 4 NCなどの方が当然新しい。
ただ、実際にA40を使っていて、「もっと強いノイズキャンセリングが欲しい」と思ったことはほとんどなかった。
電車でもカフェでも普通に使える。
一番分かりやすかったのは、音楽を流さずノイキャンだけONにしてしばらく過ごしたあと。
イヤホンを外すと、「外、うるさっ」となる。
私にとってはそれくらい効けば十分だった。
最高性能を求める人なら別だけど、日常的に雑音を減らしたいだけなら、最後まで特に不満はなかった。
良かった③ 音質もWF-1000XM3から乗り換えて不満なし
以前使っていたのがSonyのWF-1000XM3だったので、価格だけ見ればそちらの方が上のモデルだった。
ただ、A40に変えて、「音悪くなったなぁ」と思った記憶はない。
もちろん私はオーディオマニアではないのでApple Musicで音楽を聴いたり、YouTubeを見たりするくらい。
細かい音場がどうとか高音の伸びがどうとか言われても正直そこまでは分からない。
でも逆に言えば、普通に音楽や動画を見る人間が約2年使って不満を感じなかった。
少なくとも、上記の私の使用方法では普段楽しむ私の使い方なら十分だった。
良かった④ iPhoneとMacを同時につなげるマルチポイントが便利すぎた
これはかなり便利だった。
Space A40は2台同時接続のマルチポイントに対応している。
これで初めてBluetoothのマルチポイントを知ったし使った。
私の場合は、iPhone+MacBook Airを同時につないでいたのでスマホで音楽を聴いたあと、そのままMacで動画を見たりZoomを使ったりする。
以前使っていたWF-1000XM3では、機器を変えるたびにBluetoothを切り替える必要があったので、これが地味に面倒だった。
A40ではその手間がかなり減った。
こういう機能って買う前は、「まぁ、あれば便利かな」くらいなんだけど、一度使うと戻りづらい。
私は音質の差よりこっちの方が圧倒的に重要だった。
良かった⑤ バッテリーも長く使って大きな不満はなかった
新品時の公式スペックでは、本体のみ最大10時間、ケース込み最大50時間。
ノイズキャンセリング使用時でもケース込み最大40時間となっている。
実際には数時間ずつ使っていたので、毎日ケースを充電するようなことはなかった。
体感ではかなり長く持つ。
1年半以上使っていたので多少の劣化はしていたと思うけど、「バッテリーが死んだから買い替えよう」となるところまではいかなかった。
結局、バッテリーが寿命を迎える前に私がなくしてしまったからね…
耐久テストとしては非常に中途半端である。
気になったこと
マイク性能は正直イマイチだった
Space A40は6つのマイクとAIノイズリダクションを搭載している。
スペックだけ見ると通話性能もかなり良さそうに見えるんだけど、実際に使った印象としては、マイク性能はそこまで良くなかった。
電話やオンライン通話で使えないほどではないんだけど、基本的に声が遠く聞こえている。
相手から聞き返されたり、こちらの声が遠く感じるような場面は多々あったし、「イヤホンで話してる?」と気付かれることも多かった。
特に周囲がうるさい場所では、イヤホンとしてのノイズキャンセリング性能と、こちらの声を相手に届けるマイク性能は別物なんだなと感じた。
普段の音楽用途ではほとんど不満がなかっただけに、ここはSpace A40で数少ない気になったポイントだった。
約2年使った最後は「故障」ではなく紛失
結局、Space A40は1年半〜2年近く使ったあと、どこかでなくしてしまった。
正確にどこでなくしたのかも分からない。
ケースごと紛失した。
こういう時だけは、本気で「探す」系の機能が欲しくなる。
ただ、少なくとも最後まで普通に使えていた。
片耳が聞こえなくなったとか、充電できなくなったとか、そういう致命的な故障はなかった。
だから耐久性については、個人的にはかなり満足している。
壊れるまで使いたかった。
A40をなくしたあと、Soundcore P41iを使っていた
その後、別のドンキ福袋でSoundcore P41iを手に入れた。
P41iはかなり変わったイヤホンで、ケースに3,000mAhのバッテリーを搭載していて、スマホへ給電することまでできる。
ケース込みの再生時間は最大192時間。
A40とはかなり方向性の違う製品だった。
こちらも普通に気に入って半年くらい使っていた。
そして、これもなくした。
ここまで来ると、「Soundcoreのイヤホンは耐久性があります」というレビューより、「私には完全ワイヤレスイヤホンを長期間所有する能力がない」という結論の方が正しい気がしてきた。
P41iについては、また別の記事で書こうと思う。
2026年にSpace A40を買う価値はある?
私はA40をかなり気に入っていたし、今でも良いイヤホンだったと思っている。
ただ、2026年現在、Anker公式でSpace A40は12,990円で在庫切れになっている。
Liberty 4 NCも同じく12,990円で在庫切れ表示になっており、現在はP42iなど、新しい選択肢も販売されている。
定価付近まで出すなら、現在販売されている新しいSoundcore製品も比較した方がいい。
現行品だとどれが近いか
今のSoundcoreで「Space A40っぽい立ち位置」を探すなら、一番近いのはP42iだと思う。
- 1万円前後
- ANC
- 軽い
- マルチポイント
- LDAC
- ワイヤレス充電
- 長時間バッテリー
を、2026年の仕様でかなりそのまま持ってるから。P42iは2026年7月発売、9,990円、片耳約4.4g、LDAC・マルチポイント・ワイヤレス充電対応、通常最大12時間/ケース込み56時間。しかも6マイク+AIノイズリダクションも搭載してる。
A40と並べるとこんな感じ。
| 項目 | Space A40 | P42i |
|---|---|---|
| 価格帯 | 約1.3万円 | 9,990円 |
| 重さ | 約4.9g | 約4.4g |
| ANC | ○ | ○・現行世代 |
| LDAC | ○ | ○ |
| マルチポイント | ○ | ○ |
| ワイヤレス充電 | ○ | ○ |
| 通常再生 | 最大10時間 | 最大12時間 |
| ケース込み | 最大50時間 | 最大56時間 |
| マイク | 6マイク+AI | 6マイク+AI |
しかもP42iはLDACとマルチポイントを同時利用できる。ここはA40からちゃんと進化してる。
ただし、ひとつ大きな違いがある。P42iはスティック型。
「耳からうどん状態」になる。
私がA40で好きだった「耳にコロンと収まる、うどんじゃない形」
まで含めて似たものを探すなら、A30iとかかな。
A30iは片耳約3.7gでかなり小さく、マルチポイントとANCもある。
一方で、最大再生時間はケース込み24時間とA40より短く、機能面ではA40よりシンプル。
「形と軽さの後継」は近いって感じ。
結論:福袋で出会わなかったら知らなかった。でもかなり良いイヤホンだった
Space A40は、自分で選んで買ったイヤホンじゃなく、福袋に入っていたから使っただけ。
それが結果的に、1年半〜2年近く使うことになった。
ノイズキャンセリングは十分。
音質も不満なし。
バッテリーも長い。
マルチポイントが便利。
小さくて持ち歩きやすい。
そして最後まで壊れなかった。
最後はなくした。
その後P41iまでなくしたので、私の場合イヤホンの寿命を語る資格があるのかは少し怪しい。
それでも、「福袋で買っていなかったら知らなかった名機」という最初の印象は今でも変わっていない。
高いイヤホンを買えばもっと良いものはあると思う。
でも日常的に雑に使って、「これで十分だな」と思える製品って案外貴重だ。
Space A40は、私にとってそんなイヤホンだった。