ThinkBook 13s G3 ACN今更レビュー:MacBook Air M2との比較とLIFEBOOKの選択肢

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zenzen

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(画面はクアデルノのアプリを表示している写真)

今回は、仕事でWindowsのノートPCを使っていたので(使っているソフトがWindowsでしか動かない)私が実際に使用しているLenovoの「ThinkBook 13s G3 ACN」について、率直な感想を交えながらレビューして書き留めていく。

このパソコンは
ビジネス向けノートパソコン「ThinkBook」シリーズの一つで、2021年頃に発売されたモデル
※「G3」は第3世代を意味し、「ACN」はAMD Ryzen搭載モデルを指す。

法人導入はもちろんフリーランス、個人事業主、学生に幅広く使われている。

大体新品で購入すれば7〜10万円くらい。ただ今は新しいモデルも多く売っているのでそちらの方がいいかもしれない。
ちなみに中古だと4〜5万円くらいで売っているので長く使う予定でなければ中古でもぜんぜん平気。

特に、私がプライベートで使用している「MacBook Air M2」や
ビジネスPCの王者(個人的に)、富士通の「LIFEBOOK」との比較を通じて、プライベート、ビジネス用途でのノートPC選びの参考になれば幸い。

基本スペックと特徴

  • CPU:AMD Ryzen 7 5600U
  • メモリ:8GB(オンボード、増設不可)
  • ストレージ:256GB SSD
  • ディスプレイ:13.3インチ、sRGB 98.2%カバー
  • バッテリー:56Wh、最大約14時間駆動
  • 重量:約1.26kg
  • 筐体素材:アルミニウム合金

Ryzen 7 5800U は 16GB RAM / 512GB SSD:約13万円前後 

実際の使用感

スペック上は非常に優秀で、仕事も問題なく行えていたんだけど実際に使用してみるといくつか気になる点がある。

重さと携帯性

スペック上の重量は約1.26kgと軽量なはずなんだけど実際に持ち運んでみると想像以上に重い。特に、MacBook Air M2(約1.24kg)と比較すると、サイズが小さいにもかかわらず、ずっしりとした感覚がある。おそらく小さい分厚さもあるのでその分ずっしり重く感じるのかもしれない。
リュックに入れて通勤する際には、存在感があり、少し邪魔。
MacBook Airよりこっちが邪魔。

デザインと質感

アルミニウム製の筐体は高級感があるんだけど、どこか「オタクっぽい」印象。シールが4枚も貼られており、これが視覚的に気になる点。また、シルバーの筐体は傷が目立ちやすく、使用しているうちに小さな擦り傷が気になるようになるけど指紋はつきずらい。

パフォーマンスと操作性

Ryzen 7 5800Uは、マルチコア性能に優れており、日常的な作業や軽い動画編集には問題ない。しかし、ZoomやGoogle Meetなどのビデオ通話をしながら他のソフトを同時に使用すると、動作が重く感じることが割と結構あった。特に、メモリが8GBで増設不可というのをしっかり考えないと後々しんどい。

インターフェイスは充実していて

  • 電源ポート
  • HDMI
  • USB-C(DisplayPort出力対応)
  • USB-A×2
  • イヤホンジャック

この辺は全部揃ってる。

USB-Cから外部ディスプレイ出力も可能で、HDMIと合わせて2画面出力OK。電源コードは持ってこなくてもtype Cで充電できる。

キーボードと指紋認証

キーボードの打鍵感は浅めで、キー配置に少し癖がある。

また、指紋認証機能は設定しないと使用できず、設定が面倒に感じました。MacBook Air M2では初期設定時に指紋認証の設定が必須だったから別にわざわざいいかなと思って設定してない。

ディスプレイとカメラ

ディスプレイはsRGB 98.2%カバーで、ほぼ100%
色再現性が高く、デザイン作業にも適している。ただし、内蔵カメラの画質はあまり良くなくて、ビデオ通話時の映りがプライベートで使用しているM2MacBook Airに比べるとイマイチ。

パネルはBenQ系「AUO製」を採用で気本的に結構綺麗。

他モデルとの比較

モデル名発売年プロセッサーメモリストレージディスプレイ重量バッテリー容量価格帯(日本円・税込)
Lenovo ThinkBook 13s G3 ACN2021年AMD Ryzen 7 U8GB256GB SSD13.3インチ FHD約1.26kg56Wh約13〜15万円
Fujitsu LIFEBOOK U5313X2023年Intel Core i5-1335U16GB256GB SSD13.3インチ FHD タッチ約1.0kg64Wh約15〜17万円
Fujitsu LIFEBOOK U74132023年Intel Core i7-1355U8GB256GB SSD14インチ FHD約1.2kg64Wh約16〜18万円
Fujitsu LIFEBOOK U94132023年Intel Core i5-1340P16GB256GB SSD14インチ WUXGA タッチ約1.0kg64Wh約18〜20万円

※価格帯は2025年4月時点の参考価格で構成や購入時期によって前後する。

※本記事の比較表は以下の情報をもとに作成しています(2025年5月時点):

重さやCPU、メモリ等のスペックは各公式サイトに記載のものを引用しています。

ThinkBook 13s G3 ACN 仕様 – Lenovo公式サイト

MacBook Air (M2, 2022) – Apple公式サイト

中古価格は楽天市場、価格.comなど複数サイトの2025年5月時点の平均相場を参考にしています。

こんな感じで
富士通のLIFEBOOKは、軽さとモバイル性ではダントツ。だから私は結構好きで、リュックに入れても邪魔にならないし、持ち運び多めの人には理想的。


でも、性能面で「最低これくらいは欲しい」ってラインには、Lenovoの方が2年くらい早く到達してる。だから早めに実用的なマシンを探してた人にとっては、ThinkBookが現実的な選択だった、ってことになる。

現在の性能差

2021年当時、ThinkBook 13s G3 ACNは高性能なプロセッサーと長時間のバッテリー持続時間を備え、コストパフォーマンスに優れた選択肢だった。


しかし、2023年以降に登場したLIFEBOOKシリーズは、さらに高性能なプロセッサー、大容量のメモリとストレージ、軽量な筐体、そして長時間のバッテリー持続時間を実現しており、モバイル性能と処理能力の両面で進化を遂げているのでお金に余裕があって、軽さを追求するなら2023年以降のライフブックでもよし。軽いし。

特に最近でたLIFEBOOK U9413は、約0.90kgの軽量ボディと14時間50分のバッテリー持続時間を兼ね備え、外出先での作業が多いビジネスユーザーにとって理想的な選択肢になっている。

一方Lenovoの2025年の最新モデルであるThinkBook Plus Gen 6 Rollableは、革新的なロール可能ディスプレイやAI機能を搭載している(縦にディスプレイが長くなる)

特に、画面サイズを状況に応じて拡張できる機能は、マルチタスクやプレゼンテーションなど、多様なビジネスシーンでの活用が期待されているらしいけど、どう拡張モニターを使うのか…

重量が増加している点や価格帯が高めであることから、持ち運びの頻度や予算に応じて選択することが重要になる。


結論

あの当時にある程度のソフトを動かしながら他の作業もやるならThinkBook 13s G3 ACNも悪くなかった。
確かに軽くはないし、ちょっとスペック的にも今どき…って思うところもある。

でも、「Windowsでしか動かないソフトをサッと動かしたい」とか、「ちょっと古いけど会社で使えるノートが欲しい」みたいな人には悪くないと思う。

新品じゃなくてもいいなら、中古やアウトレットで探せばコスパもそれなりに悪くない。
今も実際動いてるし。

ただ今のThinkBookは、13s G4や16 G6など、さらに薄型&高性能に進化してる。Ryzen 7000番台搭載モデルも出てるし、お金に余裕がある人は「今から買うならこっちかな」って正直思う。

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