福岡に住んで良かったこと・悪かったこと【実体験】

独り言コラム
書いた人
zenzen

1994年北海道出身の30歳。現在は福岡に住んでいます。
美容、IT系の仕事をしておりますので会社員の傍らですが私がしてきた生活の知恵や、使っているものの紹介等をしております。
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前回、福岡を移住先に選んだ理由を書いているんだけど

今回は実際に住んでみてどうだったのかに焦点を当てて書いていきたいと思う。

結果から言うと福岡に住んだのは大正解だったと感じている。

福岡は九州地方の中心都市として多くの魅力を持っているけど、なぜ大正解だったのかに加えて今一つだったところを私の実体験を交えて紹介していく。

あと、別枠で「びっくりしたこと」も書いていこうと思う。(良くも悪くもない)

これから福岡への移住を考えている方や、福岡に興味がある方はぜひ参考にしてみてほしい。

福岡 住んで良かったこと(実体験)

1. ガンダムベース福岡が近い

福岡には「ガンダムベース福岡」という、ガンダムファンにとって最高のスポットがキャナルシティ内にある。
ガンプラ(ガンダムのプラモデル)や映画・アニメに登場したガンダムの展示を見ることができ、ガンダムに興味があるなら、福岡に住んでいることがとても嬉しく感じるはず。

しかもそれだけじゃなく、ららぽーと中には「GUNDAM SIDE-F」というものがあって、
ガンダムベースが2つあるようなもん。

等身大のガンダム像もあり、東京、横浜に次いで大阪ではなく福岡に存在している。
これは前回別記事で書いたが「アジアの玄関口」として期待しているからなんだそう。

とにかくそんなに趣味がない私の男友達はここで結構喜ぶ。

2. 福岡の人々は接しやすい

福岡の人はめっちゃフレンドリーで、初対面でも気軽に話しかけてくれる。
立ち飲み屋も多く、隣の席の人と話しやすい。最初のうちは少し驚くかもしれないけど、すぐに慣れてくる。

結構田舎から出てきている人も多いので友達を募集している人が多いのかもしれない。
あと、関西に比べると一人で遊べるところは結構限られてくるので気軽に一緒に外に出歩ける人がいる方がいいのだろう。

3. 他の九州の田舎にも遊びに行きやすい

福岡は、九州の中心に位置しており、東京や大阪などの大都市にも簡単にアクセスできる。
出張で東京に行ったりしたら、えらい感謝されるけど体感そんなに遠くない。

また、長崎や大分、鹿児島など周辺の自然豊かな場所へも車や電車で気軽に訪れることができて、週末に小旅行しやすい環境で
離島や、温泉だけじゃなく他の地域に比べると沖縄も行きやすいし
国際線も飛んでいる。

福岡に住んでいると、休日にどこか新しい場所へ行く楽しみが増えるのは間違いない。

4. 夜の街が意外と綺麗

福岡は「夜の街が賑やか」というイメージがあると思うんだけど、実際に歩いてみると、街は思ったよりも非常に清潔で安心感がある。


天神や中洲などの繁華街では夜遅くまで賑わっているけど、道路や街灯がしっかりと整備されていて、夜でも安心して歩けるし実際、広島から来た人は「広島よりも都会なのに広島よりも綺麗」だと驚く姿をよくみる。

福岡はゴミ出しを夜にするがカラスがゴミを散らかしている様子も見ないし、比較的綺麗な街だと感じる。

5. 福岡は綺麗な人が多い

福岡には、美容やファッションに気を使う人が多い(特に女性)。天神や博多周辺を歩いていると、綺麗な人とよくすれ違うしその頻度は他の都市に比べても多い気がする。

天神経済新聞によると都市の規模間でよく比べれる横浜や神戸と比べてもネイル、エステ、美容室ともに女性10万人あたりの店舗数は、2都市を福岡がすべて上回るという結果に。

美容室は横浜の1.6倍。ネイルサロンは約2倍、エステティックサロンにおいては2倍以上という驚きの数値となっている。

さらに九州経済調査協会調べによると、人口10万人あたりのネイルサロン、エステサロンの数は、全国21大都市の中で、エステサロンは第1位、ネイルサロンも第2という多さらしく自然と自分も背筋が伸びるし、おしゃれに気をつけたくなってくる。

6.めちゃくちゃ日が長い

福岡では日が長く感じられるのも大きな魅力。特に夏の時期、日が長いことで、仕事後でもまだまだ外で活動を楽しむことができるのは嬉しい点。マジで20時前くらいまで明るいので、散歩や外食、などの仕事後のプライベート活動を後押ししてくれる。

日本の中でも、日照時間が比較的長い地域として、活動的に過ごすことができるのは福岡ならではだと思う。日照時間が長く太陽光を浴びるってことは、身体のビタミンDレベルが向上して
骨の健康や免疫機能の強化に役立つっていうし。

一応、日光浴を通じて得られる自然の光は気分を高揚させ、ストレスや不安感の軽減にも効果があるらしい。福岡で働いたとき思いっきり円形脱毛症になったけど。

福岡 住んでみてイマイチだったところ

いいところに続いてイマイチだった点も書いていく。
ただまぁそんな気になる程度ではない。たまに大阪とか関西に遊びに行ったらこの感じも良かったよなぁとは強く思うけど。

1. 思ったより都会ではない

福岡は九州の中心都市ではあるんだけど、東京はもちろん大阪や京都と比べても少し規模が小さく感じる。ショッピングモールや映画館、レストランの数も少し限られていて、都会的な便利さを求めている人には物足りなさを感じるかも。

大都市のような便利さというよりは大型ショッピングセンターが近かったり田舎型の栄え方かもしれない。

さっきも書いたけどたまに関西に行って昔の職場の人に会うと関西いいよな。。。と思う時もある。

2. 交通機関が少し不便

福岡は飛行機で他の地域に行ける点は便利ですが、電車や高速道路でのアクセスには少し限りがあるかも。
これは関西で言えば京都とかもそうなんだけど、交通機関は便利とはいえ東京や大阪ほど便利ではないので。ちょっと郊外に住んでいると、バスや地下鉄の本数が少なく、移動には時間がかかるし渋滞も多いこともあり車を使わないとすごく遠く感じることも多い。

福岡市内に住んでいてもよく移動するなら車を持っていても、他の都市に比べて宝の持ち腐れにもなりづらいかも。

とは言っても郊外に何かあるわけでもないからなぁ。市内から出ないなら全く必要はない。

4.男女感が独特


これは別記事でも書いたんだけど他の都市に比べて男女を強く意識している感じがある。
もし良ければ別記事も見てもらいたいんだけど。
なんだう、言葉にしずらい。

なんかこう、昭和っぽい感じ。

5.仕事が少ない

これは福岡で転職活動をしている私はめっちゃ痛感していて、その辺も記事にしているんだけど

福岡県の有効求人倍率は1.19で全国36位と、東京都の1.53を大きく下回っている。
特に2022年には1倍を切る月もあって、コロナ禍の影響で求人の減少が見られていた。

福岡市は政令指定都市の中で最も人口が増えている一方、求人の増加が追いついておらず、雇用の受け皿が不足している状況だと痛感した。

また、九州内では熊本県(1.47)、宮崎県(1.44)、大分・佐賀・鹿児島県(各1.38)などが福岡県を上回っており、長崎県(1.15)を除けば、福岡県は九州内でも求人倍率が低い県となっている。
これは時給や年収といった条件とは異なる傾向で、求職者にとっては選択肢が限られることになる。

そのため、福岡や九州への移住を検討している方は、転職活動が他地域よりも難しくなる可能性があることを念頭に置いておくべきだと思う。

ただ、コールセンターはめっちゃ多い。

企業誘致と自治体の支援 福岡市は国家戦略特区に指定され、企業誘致に積極的。例えば、業務施設の年間賃借額の1/2を交付するなど、コールセンター誘致のための助成制度が整備されている。

BCP対策としての拠点分散 災害リスクを分散するため、企業は福岡にコールセンターを設置しているケースが多い。福岡市は地理的に安定しており、BCP(事業継続計画)の観点からも適しているんだそう。

人材確保の容易さ 福岡県は20~40代の女性人口が多く、コールセンターの主要な労働力となっている。(めっちゃ感じる)また、地元での就職を希望する人が多く、人材確保がしやすい環境なんだそう。

コストの優位性 福岡は東京や大阪に比べてオフィス賃料や人件費が低く、企業にとってコスト面でのメリットがあるみたいで特に下記の企業は有名。

1. トランスコスモス株式会社

国内外に多数の拠点を持つ大手アウトソーシング企業で、福岡市内にも大規模なコールセンターを展開。チャットボットやFAQの改善などにより、コールセンター業務の一部を自動化してコストを下げる提案をできるのが強み。

2. ベルシステム24ホールディングス株式会社

全国に拠点を持つ大手コールセンター企業で、福岡市内にも複数の拠点がある。多様な業界のクライアントを持ち、幅広い業務に対応している。

3. アルティウスリンク株式会社

旧KDDIエボルバと旧りらいあコミュニケーションズが統合してできた企業で、福岡市内にも拠点を構えている。通信業界を中心に、幅広い業務を展開。

上記3社が
3社が「福岡の三大コールセンター企業」として知られていて、全く仕事がないってわけでもないけど今までのキャリアを活かした仕事ってなると多分少ない

(ジャパネットとかもでかいコールセンターが福岡にある。)

びっくりしたこと

阪急一強じゃない

びっくりしたことで一番最初に来ることといえば
関西で「百貨店」って言えば、まず思い浮かぶのが阪急大丸高島屋

その中でも阪急って、ちょっと“上品で高級”みたいなイメージがあって圧倒的なんだけど
福岡来たらその阪急が全然目立ってない。というか、存在感めっちゃ薄い。

福岡の天神でメイン張ってるのは*田屋(いわたや)っていう百貨店で、関西人からすると「誰?」ってなる。

けどこれが意外とちゃんとした百貨店で、ハイブランドも揃ってるし地元民の支持も厚い。伊勢丹グループに属してて、福岡では「百貨店=岩田屋」って感覚みたい。

ほんと、ローカルの勢力図って引っ越してみないと分からんなと思った。

ちなみに福岡にある阪急は結構しょぼくて、関西の入った瞬間に感じる贅沢感は薄い。
あくまでKITTEっていう建物の一部みたいな。

海が近い感じしない

引っ越す前は「港町」ってイメージで海が近くて、シーサイドの景色が生活の一部にある…みたいな、ちょっと横浜とか神戸っぽい感じ想像してた。

でも実際住んでみたら、思ったよりは全然海を感じない。

博多湾があるし、志賀島とか海の中道とか、行けばちゃんと絶景はある。でも日常生活の中で“海がそばにある感”はあんまりない。

ポートタワーとかメリケンパークとか“港町の顔”があって、それが街の印象に強く残ると思うんだけど福岡は、天神も博多もどっちかというと「内陸感」が強くて海が街の“アイコン”にはなってない感じ。

海付近の建物はまだそんなに栄えていないかな。

チェーン店が少ない

引っ越してきて地味に困ったのが、あの安定の全国チェーン店が少ないってこと。

特に関西で学生時代とか一人暮らししてた人は、「え?〇〇ないの?」ってなるシーン多いはず。
関西や関東だとどこにでもあるサイゼリヤ、意外と福岡には少ないしトリキもまだ少ない。

関西から来たばっかだとチファジャとか行きてぇって思ってた。


でもその代わりに、“福岡ローカル”の美味しい個人店との出会いも多いのが面白いとこ。そのへんのギャップも、住み始めてからじわじわ効いてくる福岡生活のリアルかと思う。

実際うまくてやすい個人店が多いので決して「悪い点」ってわけではない。

まとめ

というわけで、関西から福岡に引っ越してきて感じた「いいところ」「あれ?って思ったところ」「予想外の驚き」をいろいろ書いてきたけど、最終的に言えるのは、福岡って“慣れれば楽しい”街ってこと。

最初は阪急の存在感の薄さにショック受けたり、海の近くなのに海感ないとか、安いチェーン店なくて生活コスト地味にかかるとか。あと変なビジネス持ってくるやつとか。

まあまあギャップに戸惑う場面も多かった。でもその分、地元に根ざした良い店があったり、人が優しくて暮らしやすい空気があったり、“都会すぎず田舎すぎず”のちょうどいいサイズ感があったりしてなんやかんや、居心地がいい街。

福岡は、じわじわ好きになるタイプの街だと思う。

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