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『weird展』は、Aniqueが企画・運営するバーチャル展示会で、2024年末に開催された注目のイベントだった。
タイトルにある「weird=奇妙な」が示すように、サブカルチャーやアングラ、オカルト的なテーマを扱う作品群を対象にした展示が行われていたんだけど、同時にグッズも販売されていた。
『serial experiments lain(シリアル・エクスペリメンツ・レイン)』に焦点を当てたグッズラインを実際に購入して感じた視点からレビューしていこうと思う。(weird展は行ってない)
今回は2商品購入してみた。
Anique(アニーク)とは

(画像はアニーク公式サイトのロゴ)
Anique(アニーク)は、アニメやゲーム作品の公式アート・グッズをオンラインで販売するプラットフォームで、公式ライセンスを取得し、作家やスタジオとのコラボを通じて、ファンが“本当に欲しい”クオリティの高い商品を企画・展開しているのが特徴的なオンラインショップサイト。
期間限定の展示企画や受注生産のグッズ販売が多く、ファンの間ではコレクション価値の高いショップとして知られていて
今回の『weird展』も、Aniqueが企画・運営するバーチャル展示会だった。
ちなみにここでは『serial experiments lain』のアートワーク20点のデジタル所有権を販売したりもしていたことがある。
私はこのAniqueでグッズを購入するのは今回が初めて。
『serial experiments lain』とは?──アニメとゲームの2つの顔
(画像はアニメシリーズのBlu-rayBOX)
今回私が購入したグッズと開かれていたweird展は『serial experiments lain』というめっちゃ有名な、1998年に放送された全13話のオリジナルTVアニメ作品。
ネットと現実、意識と存在、自己と他者の境界を問いかける作品として、今なお国内外に根強いファンを持つカルト的名作。
主人公の少女「岩倉玲音」が、“Wired”と呼ばれるネット空間との接続を通じて、自我の崩壊と再構築を体験していくストーリーは、90年代後半のインターネット黎明期にあった
インターネット黎明期の不安と興奮を先取りした、サイバーパンクかつ哲学的な物語になっている。
アニメはHuluでも見ることができる。
アニメと並行して1998年に発売されたPlayStation用ゲーム『serial experiments lain』もまた伝説的な存在で、プレイヤーが玲音の周囲の人物たちの“記録”を再生する形式のこのゲームは、ほぼ全編が音声ドラマ+UI操作のみという、極めて実験的な内容。
アニメとはまた違う角度からlainという存在に迫る構造になっており、非常に評価が高い一方で、ゲームとしては異例のプレミア価格となっていてちょっと手が出せない。
中古市場では高騰中
現在このゲームは国内外の中古市場で5万円〜15万円前後と、プレイステーションソフトとしては異常な高値で取引されることもしばしば。未開封品や状態が良いものはさらに高額になり、コレクターズアイテムとしての価値が高まっている。
ロシアでも根強い人気
さらに特筆すべきは、ロシアでの異常な人気。ネット掲示板やファンフォーラムなどで『lain』は“インターネット時代の宗教的作品”のように扱われており、独自の考察・ミーム・アート作品が数多く生まれていて、日本以上に文化的な深読みが進んでいる。
ロシア語圏のSNSでは“#lainposting”のようなタグ文化も形成されていて、このもの寂しい感じがロシアの雰囲気に合うのかもしれない。

このように、『serial experiments lain』は単なる懐かしのアニメにとどまらず、今なお拡張し続けるネット文化の象徴とも言える存在。
そんな作品の公式グッズが、weird展でどのように表現されていたのか次のセクションでは、実際に筆者が購入したグッズのレビューを書いていこうと思う。
ちなみにAniqueのweird展『serial experiments lain』のグッズページはこちら
『serial experiments lain』CD風アクリルブロック

先ほど入手困難だと説明したゲームパッケージをそのままアクリルブロックにして
指先が立体的になっているアクリルブロックで、明度の高いアクリルを使用したCDケース風デザイン。限定コレクションアイテムとして特別感を演出した商品。商品番号はSELA01EJ01A01
購入後には72楽曲のサウンドトラックダウンロードコードがプレゼント。
(メールでURL送ってもらえる)

後ろはこんな感じ
本体サイズ: W14.2×H12.4×D1cm
素材: アクリル
付属品: コート紙
パッケージ: クリアOPP
様々な音楽トラックや効果音がダウンロードできてファンには嬉しい。
特定のボーナスディスクや作品からのトラックが含まれている。
『serial experiments lain』トレーディングミニアクリルブロック(全7種)

写真は開封済みなんだけど、この中に7種類入っているはず。
商品はLD版ジャケットアートと安倍先生の新作アートを組み合わせた全7種類のミニアクリルブロックで、ブラインド形式で届くのでデザインは開封後のお楽しみというやつ。
ちなみに全種類購入しているので私にとっては関係ない。商品番号:SELA01EJ01
サイズ: W5×H5cm
素材: アクリル(約8mm厚)
パッケージ: アルミ蒸着袋
ただ確認してみると

そ、そんなバカな。。。とにかく確認してみる。

6種までしっかり揃って残りはこの一つ、頼むぞ。

なんの心配もなくちゃんと7種揃った。良かった。
ひたすらアクリルブロック
ただ今回の買い物、ひたすらアクリルブロックを購入してしまった。
(送料無料にするためにはこれしかなかった)
アクリルブロック自体そんなに持っていないんだけど
後ろにシールみたいなのが貼っているだけなのでこの部分は削れてしまったり、破損してしまうと
絵柄も無くなってしまうはず。
(アクリルブロックだと全部こんなもん?)

これで10940円(送料込み)なんだけどメルカリをはじめとするフリマアプリでは既に倍くらいで取引されている。
限定商品はやっぱり強い。

ファンであればアニークのチェックは今後もしてみてもいいかもしれない。
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