【東京進出】資さんうどんって何者か。県外民から見る謎のソウルフード

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zenzen

1994年北海道出身の30歳。現在は福岡に住んでいます。
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私は北海道出身で2、3年前に福岡へ移住してきたのだが、その時に職場の人から速攻でおすすめされたのがこの「資さんうどん」だった。
東京へ進出し何かと注目されている点と、圧倒的な福岡民からの支持があるこのうどん屋を県外民からみて書き留める。

もしかしたら聞いたこと無い人もいるかもしれないが、九州の北部、特に北九州出身の人にとっては劇的な人気がある。
ただのうどん屋じゃないっていう人が多くて私も最初は結構困惑した。

で、そんな資さんが、東京にも出店してるってことで一時期、九州民とその出身の東京在住の人たちが盛り上がっていた。

「資さんうどん」はどんなお店か

一言で言うと「九州ローカルのうどんチェーン」なんだけど、その実態は思っているよりもディープ。

特徴をいくつか挙げていくと

  • おでんがある
  • カレーも丼ものも充実
  • うどんはもちもち系、だしはちょい濃いめで鯖節や昆布など素材の旨味をガツンと出汁を感じる。
  • ぼたもち(和菓子)まで人気がある。
  • 100種以上のメニュー

さらに特筆すべきは24時間営業
深夜3時でも普通にやってる。飲みの締めにも、夜勤明けにも、普通にランチも並ぶ。

福岡県民にとっての資さんうどん

北九州や福岡あたりで育った人は多いと思うんだけど

  • 塾帰りに資さん
  • 高校の部活帰りにおでんとぼたもち
  • 朝まで遊んだあとの〆にいく

などかなり身近な通い方をしている人が多い。

というか、福岡県民こんなうどん好きなんだなと意外に感じていた。
これ以外にもウエスト、牧のうどん、大地のうどん、大福うどんとローカル店がめちゃくちゃある。

というかお店の数だけで言えばウエストの方が多く感じる。けど人気は圧倒的に資さんなイメージ。


資さんうどんと“ウエスト”の違い

数は多いと紹介した「ウエスト」は実は資さんと並んで、九州では“二大うどん屋”とも言われている。

ただ、住んでいると両者の違いは結構はっきりしている

特徴資さんうどんウエスト
創業地北九州福岡市
味の特徴甘めで濃いめのだし、もちっとした太麺あっさり優しいだし、柔らかい細麺
名物肉うどん、かしわごはん、ぼたもちごぼ天うどん、肉ごぼううどん
価格帯若干高めだがボリュームあり全体的に安い、立ち食い感覚
店の雰囲気定食屋風・和風の落ち着いた店セルフ式や立ち食いに近い雰囲気も

私個人はしばらく福岡に住んでみてこの2店のイメージは資さん=“ごはんとしてのうどん”であり、ウエスト=“サクッと食べられるうどん”というイメージを持っている。

どっちも支持されてるし、好みの問題でもあるけど、一人で行くならウエスト、誰かと行くなら資さんって感じする。

九州内での評判と立ち位置

地元九州での評価はもちろん人気で大評判。九州ならではのお土産とも多くコラボしている。

実際、資さんは北九州・筑豊エリアでは圧倒的な存在感を感じる。

福岡市ではやっぱりウエストの方が店舗数多いけど、資さんの“濃いファン”はとにかく多い

・帰省したら必ず資さんに寄る
・東京にできたと聞いて泣きそうになった
・ぼたもちだけのために行く
と、普通に過ごしていても福岡にいれば結構資さんうどんの評判は耳にする、

資さんは「推せるうどん屋」なのかもしれない。なんか福岡の持つストーリーごと愛されてる感がある。

なぜ、資さんうどんが注目されるのか

東京の人で福岡出身でもなければ「そんなに違うの?」「なぜわざわざ取り上げられるの?」
と結構気になるかなと思って記事にしてみたんだけど

簡単にいうと美味くて、種類多くて、家族とも友達とも行けて、くつろげる人気ローカル店だから。

✔ 味もよし
✔ サービスもよし
✔ メニューが豊富
✔ ローカル愛がすごい

そこに今、全国チェーンとしての“ちゃんとした店舗運営”が加わって、
ちょっと変わった「良質な地方文化」として注目されているのかなと感じる。

“ちゃんとした店舗運営”の規模がデカくなった

実は資さんうどんは、2024年にすかいらーくグループに買収されて、そこから一気に全国展開モードになっている。SNS等でよく名前を聞くようになったのはそれが原因。

東京の亀戸に1号店ができたのが2024年末。その後、千葉(八千代)や両国にも出店。

オープン初日は大行列だったのを画像で見かけた。


今後の出店予定(2025年展開)

資さんは現在、関東を中心に20店舗以上の出店を計画しているそうで

  • 東京(両国、立川など)
  • 千葉(八千代のほか複数)
  • 神奈川(川崎など想定)
  • ゆくゆくは関西・中国地方?

今後は結構いろんなところで見かけるうどん屋さんになるかもしれない。

よく聞く人気メニュー

  • 肉うどん:甘辛牛肉がたっぷり、だしとの相性バツグン(肉の甘さは好き嫌いあるかも)
  • ごぼ天うどん:福岡といえばって感じ
  • かしわごはん:セットで頼むことが多い。これも福岡だからなのか
  • ぼたもち:甘さ控えめで人気

基本的にうどんもやわ過ぎない食感で
柔らかいイメージの博多うどんとコシのある讃岐うどんの中間ちょっと博多寄りって感じ。

私の推しは山口の「どんどん」

話題から外れてしまうんだけど、とにかく福岡方面はうどん屋が多い。
個人的には本土に少し入ったところに店舗が多い「どんどん」
資さんやウエストが九州で人気なら、どんどんは山口ローカルの絶対王者って感じなんだと思う。

しかもこれが、また全然違う方向で魅力的


▼「資さん・ウエスト・どんどん」三つ巴の比較

チェーン名エリア味の特徴麺の特徴雰囲気名物
資さんうどん北九州中心(九州全域へ)甘め・濃いめのだし太め・もっちり和風定食屋スタイル肉うどん・かしわごはん・ぼたもち
ウエスト福岡市中心(九州全域)あっさりだし柔らか・細麺セルフ・立ち食い風ごぼう天うどん
どんどん山口県ローカル超あっさり・昆布強め極細でツルッツル街の食堂的アットホームさ天ぷらうどん・肉うどん・丼もの

まとめ:うどん一杯にも、ローカルの個性が出る

こうしてみると地域の空気感そのものが表れてるみたいで関門海峡を通っただけでだいぶ違いがある。

しかもローカルうどんチェーンがいま、都市部で再評価され始めてるのが面白いところ。

全国展開の資さんが注目されてるので他の
ローカルチェーンも深掘りしてみると、結構面白いかも

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