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8月末、このブログ「ぜんあく無雑記」のWordPressテーマをAFFINGER6からAFFINGER7へ変更した。
それと前後して、過去記事もかなりリライトした。
タイトル。
カテゴリー。
内部リンク。
トップページ。
スマホ表示。
このあたりも結構触った。
となると当然、「で、結局なんか変わったの?」という話になる。
9月が終わったので、今回はGA4とGoogle Search Consoleを7月まで遡って、ちゃんと数字を見てみることにした。
最初に結論だけ言うと、9月のPVは8月より減った。
なので、「AFFINGER7に変えたらアクセス爆増しました!」みたいな記事では全然ない。
ただ、詳しく見ると少し印象が変わった。
GA4上では自然検索からのセッションが増えているし、滞在時間も伸びている。
Google検索に表示される回数やページ数も増えた。
その一方で、Google Search Consoleのクリック数は8月とほぼ同じ。CTRや平均掲載順位は少し悪くなった。
さらに同じ時期にリライトまでしている。
つまり、どこまでがAFFINGER7の影響なのかは正直分からない。
そこも含めて、今分かる範囲をそのまま書いてみる。
AFFINGER6とAFFINGER7で見た目はどう変わった?
まず現在のサイトを見せておく。

こういう記事を書くならAFFINGER6時代のスクショも残しておけばよかったんだけど、残念ながら残していない。
ブログを弄るときは、変更前のスクショを撮っておいた方がいい。後からこういう比較をしたくなる。
俺の場合はテーマだけポンと入れ替えて終わりではなく、移行後にトップページ・記事ページ・見出し・スマホ表示などを一通り触ったし…
なので以下の数字は、AFFINGER7だけの純粋な比較実験ではない。
これは最初に前提として置いておきたい。
まず7月・8月・9月を比較してみる
GA4の数字を並べるとこうなった。
| 項目 | 7月 | 8月 | 9月 |
|---|---|---|---|
| 表示回数(PV) | 484 | 1,052 | 910 |
| アクティブユーザー | 400 | 604 | 610 |
| 1人あたりのビュー | 1.21 | 1.74 | 1.49 |
| 平均エンゲージメント時間 | 1分04秒 | 1分09秒 | 1分38秒 |
| セッション | 444 | 687 | 742 |
| エンゲージメント率 | 52.48% | 49.78% | 59.30% |
| 1セッションあたり平均エンゲージメント | 58秒 | 1分01秒 | 1分20秒 |
| Organic Searchセッション | 402 | 490 | 534 |
7月のPVは484、8月は1,052、9月は910。一方、アクティブユーザーは400→604→610と推移している。
7月の結果

8月の結果

9月の結果

PVだけなら、1,052 → 910。
普通に減っている。
最初は、「リライトもしたしAFFINGER7にもしたのに、思ったより来てねえな」と思った。
ただ、ここから少し事情が見えてきた。
PVは減った。でも来た人の数はほぼ減っていなかった
8月のアクティブユーザーは604。
9月は610。
ほぼ同じ。
つまり、「1,052PV→910PVだから読者が13%減った」という話ではない。
減ったのはむしろ、一人あたりが開いたページ数。
1人あたりのビューは、
8月1.74
↓
9月1.49
まで下がっている。
そして8月には、もう一つ気になる数字があった。
8月のPVには、サイトを弄っていた俺自身も混ざっていそう
8月は、214PV / 28ユーザー。
一人あたり7.64回表示されている。
さらにブログ運営カテゴリーは38PVを3ユーザーで見ていて、一人あたり12.67回。
作品レビューカテゴリーも34PVを4ユーザーで見ていて、一人あたり8.5回だった。

これ、ちょうどサイトをかなり弄っていた時期なんだよね。
「ここどうなった?」
「スマホで崩れてない?」
「カテゴリー大丈夫?」
と俺自身が何度も開いていた。
もちろんGA4から、「この100PVは俺でした」なんて判別はできない。
9月にも自分の確認アクセスは多少入っているはず。
なので、8月のPVには自分の確認アクセスがそれなりに混ざっている可能性がある
くらいで考えている。
実際、9月のトップページは89PV・25ユーザー、一人あたり3.56回まで落ち着いた。

セッション数は3か月連続で増えていた
PVとは別に、サイトへ訪問した回数であるセッションを見る。
7月444。
8月687。
9月742。
これは3か月続けて増えている。 Organic Searchも、402 → 490 → 534。

一見すると、「検索流入も伸びてるじゃん」となる。
ただ、ここは今回さらに調べてちょっと面白いことが分かった。
「検索セッションは増えた」のにGoogleクリックは増えていなかった
GA4ではOrganic Searchが、490 → 534まで増えている。
でも後で見るSearch Consoleでは、Google検索のクリックは、360 → 362。
ほぼ同じ。
最初、「ん?」となった。
ただGA4の流入元をもう少し細かく見ると8月→9月で、
Google organic
419 → 409
Yahoo organic
61 → 106
Bing organic
8 → 18
となっていた。

つまり9月に増えた自然検索は、Googleだけが伸びたわけではない。
むしろGoogleは少し減っていて、Yahooなどからの流入が増えている。
なのでこの記事では、「Google検索から来る人が増えた」ではなく、「自然検索全体のセッションは増えた」と書くのが正しそうだ。
こういうの、PVだけ見てたら全然分からなかった。
9月は来た人が以前より長く読んでいた
一方、エンゲージメントはかなり変わった。
アクティブユーザーあたりの平均エンゲージメント時間は、
7月1分04秒、8月1分09秒、9月1分38秒。
一方、1セッションあたりの平均エンゲージメント時間も、
7月58秒、8月1分01秒、9月1分20秒まで伸びた。
エンゲージメント率も、
7月52.48%、8月49.78%、9月59.30%だった。
8月は俺自身がサイト確認でページを開いていた影響もあるかもしれない。
だから8月→9月だけでなく、7月→9月で見ても、
52.48% → 59.30%
58秒 → 1分20秒
なので、少なくとも以前より長く読まれるようにはなっている。
これは普通に嬉しい。
ただし、AFFINGER7のおかげだけです!
とは言わない。
同時にかなりリライトしているから。
でも、テーマを変えたらサイトが読みにくくなって離脱が増えたみたいな事故は、今の数字を見る限り起きていなさそうだ。
AFFINGER6から7へ変えて、実際どうだった?
数字から一回離れて、テーマそのものの話。
俺はAFFINGER6からAFFINGER7へ移行した。
一番良かったのは、AFFINGER6で作ってきたサイトを全部捨ててゼロから作り直す感じではなかったこと。
別テーマへ移るなら、「今まで作ったものどうなるんだ」という怖さが結構ある。
今回はAFFINGERからAFFINGERなので、既存サイトをベースに調整していけた。
これは俺にはかなり大きかった。
ただし、入れ替えて終わりではない。
俺の場合は移行後に、
- トップページ
- 記事ページ
- 見出し
- カテゴリー周り
- スマホ表示
- プラグインとの兼ね合い
などを一通り確認した。
細かい余白や表示も含めると、普通に弄った。
なので、「AFFINGER6から7なら何も確認せず一瞬で終了!」みたいなイメージでいると違うと思う。
個人的には、ゼロから作り直すほどではない。でも移行後のチェックは必要。
くらい。
AFFINGER7の現在の機能や価格などは、公式ページで確認できる。
俺は以下のEX環境でやってる
Search ConsoleではGoogleに表示される機会が増えていた
次にSearch Console。
| 項目 | 7月 | 8月 | 9月 |
|---|---|---|---|
| クリック数 | 311 | 360 | 362 |
| 表示回数 | 5,211 | 5,467 | 6,459 |
| CTR | 5.97% | 6.58% | 5.60% |
| 平均掲載順位 | 8.38位 | 8.19位 | 9.00位 |
| 検索クエリ数 | 207 | 243 | 296 |
| 検索結果に出たページ数 | 23 | 26 | 43 |
ここがなかなか面白い。
クリックは、360 → 362。
ほぼ増えてない。

でも表示回数は、5,467 → 6,459。
約18%増えた。

さらに検索結果に出たページ数は、26 → 43。
検索クエリ数も、243 → 296。
ただし9月は新しい記事も公開しているし、既存記事のリライトもしている。
なので、「AFFINGER7にしたから26ページ→43ページになった」とは当然言えないが少なくとも、テーマ移行後にGoogle検索での露出が崩壊したわけではなかった。
ここは安心材料になった。
※このデータは10月1日に取得しており、9月30日分はまだ完全反映されていない可能性があります。
CTRと平均順位は少し悪くなった
いい数字だけではない。
クリック数は360→369と微増、表示回数は5,467→6,551まで増えた一方、CTRは6.6%→5.6%、平均掲載順位は8.2位→9.0位へ下がった。
8月と9月のSearch Console比較。

検索に出始めたページやクエリが増えれば、まだ順位の低いものも集計に混ざるので平均順位は下がりやすい。
とはいえ、「全部、新しいページのせいです」と確認したわけではない。
単純に一部の記事の順位やCTRが下がった可能性もある。
なのでここは今後も観察する。
そして記事ごとに見てみると、もっと分かりやすい問題があった。
「検索に出ない」より「出てるのに押されない」記事がある
例えば『聖者の行進』の記事。
9月だけで検索結果に約1,200回表示されている。
平均掲載順位も8位前後。
それなのにCTRは2%台。
サイト全体の9月CTR5.60%と比べても低い。
つまり、Googleが出してくれないというより、出してくれてるのにクリックされていない可能性がある。
ここはタイトルや検索意図をもう一度見る価値がありそうだ。
『ふがいない僕は空を見た』で検索フックの意味が分かった
もう一つ分かりやすかったのが、『ふがいない僕は空を見た』の記事
Search Consoleのクエリを見ると、
「濡れ場」
「結末」
「ネタバレ」
あたりが出ていた。
特に、「ふがいない僕は空を見た 濡れ場」は3か月で100回以上表示されている。

面白いのが、俺の記事にはすでに性描写の話を書いている。
つまり、新しい情報を無理やり足す必要すらない。
記事の中にある、「読者が検索している部分」をタイトルや見出しで分かりやすくしてあげればいい。
今回数字を調べて、一番大きかった発見はこれかもしれない。
今のブログに足りないのは「記事数」より検索する理由かもしれない
このブログで比較的検索されている記事を見ると、
PS Vitaなら、「なぜ高騰している?」
北海道の記事なら、「なぜ陰湿と言われる?」
激安プロジェクターなら、「こんなに安くて危険じゃない?」
『聖者の行進』なら、「あの人物はどうなった?」
といった、わざわざ検索窓に文字を入れる理由がある。
逆に、
「○○を使ってみた感想」
「○○という映画を見た感想」
だけでは、内容が悪くなくても入口が弱い。
Googleに表示される記事自体は増えている。
だとしたら10月にやるべきなのは、すでに表示されている記事に、ちゃんと入ってきてもらうことなのかもしれない。
でも全部をSEOタイトルに変える必要もなかった
この辺を調べている途中、正直ちょっとやる気を失いかけた。
検索候補やSEOの提案を見ていると、
「危険?」
「壊れる?」
「本音!」
「絶対買うな!」
みたいなものを全部の記事タイトルに入れないといけない気分になる。
そんなことをやり続けたら、ぜんあく無雑記じゃなくて量産SEOサイトになる。
それは嫌だ。
でもSearch Consoleを一記事ずつ見ると、
『ホットスポット』は「涼宮ハルヒ」という検索とタイトルがすでに噛み合っていた。
PS Vita 1000と2000の比較記事も、検索意図はタイトルでちゃんと拾えていた。
ただまだ表示回数が少ない。
つまり、全部変える必要はなかった。
表示回数がある。
順位もそこそこ。
でもCTRが弱い。
しかも検索者の疑問に本文でちゃんと答えている。
そういう記事から直せばいい。
危ないところだった。
AFFINGER7は入れただけでアクセスが増える魔法ではない。向いてるのはこんな人
ここまで数字を見て、これはかなりハッキリした。
AFFINGER7に変えるだけでアクセスが増えるわけではない。
当たり前なんだけど。
テーマは、
サイトの見た目。
内部リンク。
記事への導線。
広告やアフィリエイトの配置。
そういったブログの「器」を作るものだと思う。
でも、「PS Vitaがなぜ高騰している?」という記事そのものは作ってくれない。
そこは自分で考えるしかない。
なので、すでにAFFINGER6を使っていて、今後もAFFINGERでブログを続けたい人にもお勧めできるテーマだと思う。
逆に、テーマを変えればPVが増えると思っている人には勧めない。
あと、WordPressの設定なんて一切触りたくないという人にも、あまり向かないと思う。
俺も移行後に普通に色々確認した。
良くも悪くも、自分でサイトを弄りながら育てたい人向け。
という印象は変わっていない。
AFFINGER6を使っていて7への移行を考えている人は、現在の機能や購入条件を公式で確認してみてほしい。
私は下のEX環境。
※価格や販売内容、機能などは変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。
10月にやること
今回調べて、やることはかなり整理できた。
検索流入が取れている記事は不用意に触らない。
表示回数があるのにCTRが低い記事を優先する。
記事のタイトルには、本文の中に本当にある「検索したくなる理由」を出す。
インデックスされていない古い記事も、登録申請を連打するのではなく、記事自体を一度見る。
Vitaのようにすでに検索されているテーマなら、関連記事を増やして内部リンクでつなげる。
そして新しい記事を書くときも、「俺が書きたい」+「読者は何が気になってこれを検索するのか」まで考える。
AFFINGER6から7へ変えて1か月。結論はまだ出さない
AFFINGER7へ移行して約1か月。
9月のPVは8月より減った。
Google Search Consoleのクリック数も8月とほぼ同じ。
CTRと平均掲載順位は少し悪くなった。
なので、「AFFINGER7へ変えたら数字が全部良くなりました」ではないけど一方で、
サイトへのセッション数は増えた。
自然検索全体のセッションも増えた。
Googleでの表示回数や、検索結果に出るページ数も増えた。
滞在時間やエンゲージメント率も、7月と比べれば改善している。
だから現時点では、AFFINGER6から7へ変えたことで失敗したとは思っていない。
むしろ今回数字をちゃんと調べたことでテーマより先に、記事への入口をもっと考えた方がいいという問題が見えた。
そこはかなり収穫だった。
まだ1か月。
AFFINGER7そのものの効果を語るには早い。
3か月後。
半年後。
また同じ数字を見て、そのとき改めて答え合わせしようと思う。
とりあえず俺は、このままAFFINGER7EXを使っていく。



