ふと思った、スマホを携帯ゲーム機みたいにしたい。
以前もRedmi Pad SE 8.7にCowbox D9という安いコントローラーを取り付けて、PS4を無理やり携帯ゲーム機化している。
8.7インチのタブレットに左右からコントローラーが生えている姿は、ほぼPlayStation Portal。
あれはあれで面白かった。
ただしデカい。
そこで今度は、もっと普通にスマホを携帯ゲーム機化できる「Backbone One 第2世代(Gen2)」を使ってみた。
私が持っているのはLightning接続のPlayStation Edition。
iPhone 12 Proに装着して使っている。
先に結論を書くと、製品そのものはかなり使いやすい。
ただし正直に言えば、私はそこまで使っていない。
理由はBackbone Oneが悪いというより、PS4のゲームをiPhoneの画面でやると文字が小さい。
これだった。
約2万円するスマホ用コントローラー。
実際どうなのか。
そして買ったもののあまり使わなくなった人間が、今なら何に使うのか。
その辺も含めて書いていく。
Backbone One Gen2とは?
Backbone Oneは、スマホの左右を挟むように装着するゲームコントローラー。
スマホに取り付けると、一気に携帯ゲーム機みたいな見た目になる。
私が使っているのは第2世代。

2026年9月現在、Apple Storeで販売されているUSB-C版第2世代は19,800円。重量は138gとなっている。
安くはない。
というかスマホのコントローラーだと思えば普通に高い。
なんだけど、俺が買ったやつはPlayStationエディションみたいなやつでかっこいいんだな。
Backbone One Gen2の主な仕様
| 項目 | Backbone One 第2世代 |
|---|---|
| 価格 | 19,800円 |
| 接続 | Lightning/USB-C ※モデル別 |
| スマホとの接続 | 直接接続 |
| Bluetooth | なし |
| 本体バッテリー | なし |
| パススルー充電 | 対応 |
| 3.5mmイヤホン端子 | あり |
| ケース対応 | 第1世代より改善 |
| PS Remote Play | 対応 |
| Steam Link | 対応 |
| App Storeゲーム | コントローラー対応タイトルで使用可能 |
| Backbone+ | スマホで通常使用するだけなら必須ではない |
App Storeのコントローラー対応ゲームだけでなく、PS Remote Play、Steam Link、クラウドゲーミングなどにも対応している。
つまり単純な「スマホゲーム用コントローラー」というより、
スマホを小さなゲーム端末にしてしまう周辺機器と考えた方が近い。
ただ、Cowbox D9ではBluetooth接続だったのでこれがどうなるか一番気になる。
iPhone 12 Proに付けるとかなりゲーム機っぽい
実際にiPhone 12 Proへ取り付ける。
これは結構いい。

スマホの左右にスティックと物理ボタンが付くだけで、一気にゲーム機っぽくなる。
個人的にはこの感じが好きだ。
PS Vitaみたいな携帯ゲーム機が好きだからだと思う。
Bluetoothコントローラーを別で用意して、スマホを机に立てて遊ぶのとは全然違う。
画面とコントローラーが一体になっている。
寝転がって持てる。
この時点でかなり偉い。
操作感も特に不満はない。
ボタンもスティックも普通に使いやすい。
少なくとも「スマホ用だから玩具っぽい」という感じではなかった。
PS4のRemote Playで使ってみた
私がBackbone Oneを買った目的の一つがPS Remote Playだった。
PS4の映像をiPhoneへ飛ばし、そのままBackbone Oneで操作する。
これなら、PS4が小さい携帯ゲーム機になるじゃん。
と思った。
実際、操作自体はかなり快適。

Backbone OneはiPhoneへ直接接続するので、Bluetoothのペアリングも必要ない。
スマホを差せば使える。
この手軽さはかなりいい。
だが。
PS4のゲーム、iPhoneだと文字が小さい
ここが一番の問題だった。
Backbone Oneとは全く関係ない。
PS4のゲームは基本的にテレビやモニターで遊ぶことを前提にUIが作られている。
それをiPhone 12 Proの画面にギュッと縮める。
すると、文字ちっさ。
となる。
操作できる。
映像も映る。
ゲームも普通に動く。
でも長時間遊びたいかと言われると、私はあまり遊ばなくなった。
これが正直なところ。
Remote Play自体もネットワーク環境に左右されるので、Backbone Oneを買ったから通信遅延までなくなるわけではない。
Backboneはあくまで操作部分を快適にするものだ。
Cowbox D9に比べれば遅延は少ないけど…
間違いなく反応速度は上がった。
直接Lightning端子を挿しているだけはある。
上の画像のゲームは「UNDERTALE」なんだけど(変なところを撮影してしまった)全然余裕。
ハートを避けたり、タイミングよくボタンを押すのはできる。
ただ、やっぱり3Dアクションはちょっと厳しい瞬間はあるかもしれない。
それよりもネットの環境次第
Cowbox D9の時と同じような記事になってしまい大変申し訳ない。
途中でネットワーク回線が切れることが多々あった。
Cowbox D9の時と同じだ。
もちろんこれは家のネットワークに依存するものでCowbox D9やBackboneが悪いわけではない。
ただ、これは困る。
商品としては結構いいんだけど、PS4のリモートプレイをするならネット回線がかなり強くないとやっぱり安定しない。
だから正直、私はそこまで使っていない
レビュー記事を書くと、「買ってよかった!毎日使っています!」みたいに書きたくなるところだけど、そんなことはない。
私はそこまで使っていない。
Backbone One自体に大きな不満があるわけでもない。
むしろ使いやすい。
取り付けも簡単だし、Bluetooth接続も必要ない。
物理ボタンも普通に押しやすい。
それでも使わなくなった。
原因は単純に、私がやりたかったPS4 Remote Playと、iPhoneサイズの画面がそこまで相性よくなかったし、ネット回線が安定しない。
これだと思う。
なので「Remote Playできるから」という理由だけで約2万円出すなら、一度自分のスマホでPS Remote Playを触ってみた方がいい。
そしてネット回線を一度調べたほうがいい。
画面サイズが気にならないならBackboneを付ければかなり快適になる。
でもそこで、「いや、この文字ずっと見るのキツいな」と思うなら、Backboneを買ってもそこは解決しない。
むしろスマホゲームをする人の方が向いていると思う
今になって思うと、Backbone OneはPS4を無理やり縮小するより、最初からスマホで遊ぶことを想定して作られたゲームに使う方が自然だと思う。
Backbone公式もコントローラー対応のApp Storeゲームを主な用途の一つとして案内している。
スマホゲームならUIもスマホ画面向け。
文字サイズも最初からスマホで読む前提になっている。
そこで物理スティックとボタンだけBackbone Oneに任せる。
たぶんこっちの方がいい。
普段スマホゲームをする人で、「タッチ操作だけが嫌」という人にはかなり合うと思う。
「Vitaは買わないけど寝ながらゲームしたい」人にも面白い
もう一つBackbone Oneが合いそうなのが、
携帯ゲーム機を新しく買うほどではないけど、寝転がってゲームしたい人。
スマホなんてほぼ全員すでに持っている。
そこにBackbone Oneを付ければ、とりあえず携帯ゲーム機みたいな形にはなる。
PS Vitaの代わりになる、とまでは言わない。
ゲーム機として設計されたVitaとスマホ+コントローラーは別物だからだ。
ただ、
「布団の中でちょっとゲームしたい」
「テレビを使わず遊びたい」
「スマホのタッチ操作ではゲームする気にならない」
という用途ならかなり分かる。
私自身、Backbone Oneで一番好きなのも結局ここだ。
スマホをゲーム機の形にできる。
今後私が使うなら、PS4よりこっちかもしれない
この記事を書き直しながら、じゃあ今後私は何に使うのかも考えてみた。
一番ありそうなのはスマホネイティブのゲーム。
次にSteam Link。
Steam Linkは、Steamを動かしているWindows・Mac・Linuxのゲームを同じネットワーク上のiPhoneへストリーミングできる。Valve公式のiPhoneアプリも現在配信されている。
ゲームによってはPS4と同じく文字サイズ問題が出るだろうけど、軽いアクションゲームやインディーゲームなら寝転がって遊ぶ用途には面白そうだ。
そして個人的にかなり気になっているのがPSP。
iPhone+BackboneでPSPという使い方
現在iPhoneには「PPSSPP」というPSPエミュレーターがApp Storeで正式配信されている。
自分が所有するPSPソフトを自分でISO/CSO化して使用することができる。ゲームデータそのものはPPSSPPには付属していない。
これ、Backbone Oneと相性いいんじゃないかと思っている。
PSPのゲームなら最初から4.3インチ程度の携帯機で遊ぶことを前提に作られている。
PS4ゲームをiPhoneへ縮めるより、
元々携帯機向けだったゲームをiPhone+物理コントローラーで遊ぶ
方が理にかなっている。
しかもiPhone 12 Proは6.1インチ。
PSPより画面は大きい。
Backboneを付ければ形も完全に携帯ゲーム機になる。
今後使うなら、個人的にはこれを一度試してみたい。
第1世代・第2世代・Backbone Proの違い
Backbone One Gen2というからには当然第1世代もある。
第2世代ではケース対応が強化され、方向キーやフェイスボタンも改良されている。
そして2025年には上位モデル「Backbone Pro」も登場した。
2026年9月現在、「Backbone One Gen3」という位置付けの製品ではなく、Gen2より上位の別モデルという形になっている。
| Backbone One Gen1 | Backbone One Gen2 | Backbone Pro | |
|---|---|---|---|
| 位置付け | 旧モデル | 現行One | 上位モデル |
| 価格 | 中古・在庫次第 | 19,800円 | 27,800円 |
| Lightning版 | ○ | ○ | × |
| USB-C版 | ○ | ○ | ○ |
| スマホケース対応 | △ | ○ | ○ |
| Bluetooth | × | × | ○ |
| 本体バッテリー | × | × | ○ |
| ワイヤレス使用 | × | × | 最大40時間 |
| フルサイズスティック | × | × | ○ |
| 背面ボタン | × | × | ○ |
| 携帯性 | ○ | ◎ | ○ |
Backbone ProはApple Storeで27,800円。
Gen2との差額は8,000円ある。
その代わりフルサイズのALPS製ジョイスティック、背面ボタン、Bluetooth、最大40時間のワイヤレス駆動などが追加されている。
かなり本格的になった。
ただし私が使っているiPhone 12 ProはLightning。
Backbone ProはiPhone 15以降のUSB-Cモデルに対応する製品なので、iPhone 12 Proではそもそも使えない。
そう考えると私の場合は今でもGen2のLightning版でいい。
ケースを付けたまま使えるのはGen2のいいところ
第2世代ではケース対応も改善されている。
第1世代は基本的にケースを外して使うことが推奨されていたが、第2世代ではケースに合わせるアダプターが用意されている。
ただし、どんなケースでも絶対使えるわけではない。
ケースの厚みや形によって相性はある。
公式にも対応ケース一覧が用意されているので、ケースを付けっぱなしで使いたい人は確認した方がいい。
こういう製品は取り付けが面倒だと本当に使わなくなる。
ただでさえ私は使わなくなっているので、これ以上面倒だったら完全に引き出し行きだったと思う。
Lightning版とUSB-C版は購入時に注意
Backbone OneはLightning版とUSB-C版が分かれている。
私はiPhone 12 ProなのでLightning版。
iPhone 15以降はUSB-C版になる。
ここはかなり重要。
Lightning版を安く見つけても、近いうちにUSB-CのiPhoneへ買い替えるなら使い回せない。
逆にiPhone 12、13、14あたりをまだ長く使うならLightning版でも問題ない。

中古で買う場合も、
「Backbone One Gen2かどうか」
だけでなく、
「LightningかUSB-Cか」
まで確認した方がいい。
Backboneアプリは正直そこまで必要性を感じなかった
Backboneには専用アプリもある。
ゲームライブラリやRemote Play、クラウドゲームなどをまとめて表示できる。
ただ、私はここにはそこまで魅力を感じなかった。
BackboneアプリからRemote Playを選んで、PS Remote Playアプリを開く。
結局そこからゲームする。
だったら別に直接開いてもいい。
もちろん大量のゲームやサービスを使う人なら一覧になっているのは便利だと思う。
ただ私の場合、BackboneアプリがあるからBackboneを買う
というほどではなかった。
Backbone Oneは普通のコントローラーとして使うだけならBackbone+への加入も必須ではない。
Cowbox D9とBackbone Oneならどっち?
以前使ったCowbox D9と比べると、値段では当然D9の方が圧倒的に安い。
しかもD9は8.7インチのRedmi Pad SEまで挟めた。
Backbone Oneにはできない。
一方でスマホで使うならBackbone Oneの方がコンパクトだし、直接接続なのでBluetooth設定もいらない。
完成度はこちらの方が高い。
なので、
タブレットまで挟みたい・とにかく安く試したい
→ Cowbox D9
スマホをきれいに携帯ゲーム機化したい
→ Backbone One
という感じ。
どちらが上というより用途が違う。
結論:物はいい。でも何を遊ぶかを決めてから買った方がいい
Backbone One Gen2自体は使いやすい。
スマホを挿せばすぐ使える。
操作感にも大きな不満はない。
見た目もちゃんと携帯ゲーム機っぽくなる。
ただ私はそこまで使っていない。
PS4のRemote Playをメインに考えていたものの、iPhoneでは文字が小さいしネットが弱くて長時間遊ぶ気にならなかった。
これは実際に買ってみないと気づかなかった部分だった。
なので約2万円出して買うなら、
「Remote Playができるか」より「自分はスマホサイズの画面でそのゲームを遊びたいか」
を考えた方がいい。
逆に、
普段からスマホゲームをする。
タッチ操作が嫌い。
Apple Arcadeなどのコントローラー対応ゲームを遊ぶ。
寝転がりながらゲームしたい。
Steam Linkを使いたい。
携帯機向けのゲームを物理コントローラーで遊びたい。
こういう人ならBackbone Oneはかなり面白いと思う。
私も今後使うならPS4を無理やり縮めるより、「iPhoneそのものを小さな携帯ゲーム機として使う」方向で使うと思う。
約2万円。
安くはない。
でもスマホを挿した瞬間にゲーム機っぽくなる。
結局Backbone Oneで一番面白いのは、そこなのかもしれない。
新しいiPhoneを購入した際には今使ってるiPhone12ProをBackboneを使って限界まで遊べるようにしたい。
一応タイプCも別であるのでAndroidやiPhone15はこちらをチェックしてみてほしい。
