2026年10月1日、Huluで「HBO Max on Hulu」が始まった。
これまでHBO作品といえばU-NEXTのイメージだったので、最初は「正直ショックだなぁ」くらいに思っていた。
ところがXを見ていると、「U-NEXTからHBOが撤退してくれて嬉しい」という人がいる。
そんな嫌われてたの?
気になって調べてみると、英語字幕や4K・HDR・Dolbyへの対応など、海外ドラマをよく見る人ならではの不満があったことが分かってきた。
なるほど。
実際、新しく始まったHBO Max on Huluでは英語字幕に対応している作品がある。
原語で海外ドラマを見る人なら、これは確かに嬉しい。
ただし俺には別の問題があった。
『ピースメイカー シーズン2』を吹替で見たい。
俺、結構『ピースメイカー』好きなんですよ。
しかも家で見る海外ドラマは基本的に吹替派。
シーズン2も大塚明夫のピースメイカーで見るつもりだった。
ところがHuluを開いてみると――
吹替が見当たらない。
いや、俺まだシーズン2見てないんだけど。
そこからU-NEXT、Hulu、Prime Videoを実際に調べてみたら、もっとややこしいことが分かった。
同じHBO Maxでも、どこから見るかによって仕様が違うのである。
先に結論:『ピースメイカー』を吹替で見るならPrime Video版HBO Maxにあった
2026年10月2日に俺が実際に確認した範囲では、『ピースメイカー シーズン2』はこうなっていた。
| 2026年10月2日時点 | Hulu | Prime Video版 HBO Max |
|---|---|---|
| 日本語字幕 | ○ | ○ |
| 英語字幕 | ○ | ○ |
| English [CC] | 確認できず | ○ |
| 日本語音声 | 確認できず | ○ |
| UHD | 確認できず | ○表示 |
| HDR | 確認できず | ○表示 |
| Dolby Vision | 確認できず | ○表示 |
| Dolby Atmos | 確認できず | ○表示 |
Huluの『ピースメイカー シーズン2』は「字幕|英語字幕」。
一方、Prime Video版HBO Maxのシーズン2には、
オーディオ言語:日本語、English
と表示されている。

字幕も、
日本語、English、English [CC]
に対応。
さらに作品詳細には、UHD・HDR・Dolby Vision・Dolby Atmosの表示まで確認できた。

つまり、
大塚明夫、Amazonにいた。
なんで同じHBO Maxなのに仕様が違うんだよ。
※上記は2026年10月2日に筆者が各サービスを実際に確認した結果です。配信仕様は今後変更される可能性がある。
ピースメイカーだけ?他のHBO作品もAmazonとHuluで比べてみた
ここまで調べて、もう一つ気になった。
Amazonに日本語吹替があるのって、『ピースメイカー』だけなのか?
もしそうなら、たまたま『ピースメイカー』だけ配信仕様が違う可能性もある。
そこで、U-NEXT時代に日本語吹替が用意されていた他のHBO作品も確認してみた。
今回見たのは、
『THE LAST OF US シーズン2』
『THE PENGUIN-ザ・ペンギン-』
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』
の3作品。
結果はこうだった。
| 作品 | U-NEXT時代 | Hulu(10/2確認) | Prime Video版 HBO Max(10/2確認) |
|---|---|---|---|
| ピースメイカー S2 | 吹替あり | 字幕・英語字幕 | 日本語音声あり |
| THE LAST OF US S2 | 吹替あり | 字幕・英語字幕 | 日本語音声あり |
| THE PENGUIN | 吹替あり | 字幕・英語字幕 | 日本語音声あり |
| ハウス・オブ・ザ・ドラゴン | 吹替あり | 字幕・英語字幕 | 確認できず※ |
※Prime Videoで『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を確認したところ、「お住まいの地域ではPrime Videoでの配信は終了しました」と表示されたため、現在のHBO Maxチャンネル版の音声仕様までは確認できなかった。
……あれ?今回確認できた3作品、全部Amazonには日本語音声あるじゃねえか。
『THE LAST OF US シーズン2』をPrime Video版HBO Maxで確認すると、オーディオ言語には、日本語、English、English、English [Audio Description]と表示されていた。
字幕も、日本語、English、English [CC]に対応している。
さらにUHD・HDR・Dolby Visionの表示もあり、Dolby Atmosにも対応していた。
『THE PENGUIN』もほぼ同じ。
こちらも、
日本語音声あり。
日本語字幕あり。
英語字幕あり。
English [CC]あり。
さらにUHD・HDR・Dolby Visionの表示があり、Dolby Atmosにも対応している。
つまり、ピースメイカーの大塚明夫だけがAmazonに避難していたわけではないらしい。
少なくとも今回確認できた、
『ピースメイカー シーズン2』
『THE LAST OF US シーズン2』
『THE PENGUIN』
の3作品は、すべてPrime Video版HBO Maxに日本語音声があった。
Prime Videoで『ピースメイカー』を確認する
※Prime Video内のHBO Maxチャンネルでの配信状況は変更される場合があります。
一方、Huluではこの3作品とも、2026年10月2日時点で「字幕|英語字幕」と表示されている。
これは結構大きな違いだと思う。
しかも面白いのが、「Huluは英語字幕、Amazonは吹替」という単純な住み分けでもないこと。
Amazon版にも英語字幕がある。
今回確認した3作品ではEnglish [CC]まで選べる。
つまり少なくともこの3作品については、Prime Video版HBO Maxなら、
日本語吹替もある。
日本語字幕もある。
英語字幕もある。
English [CC]もある。
おまけにUHD・HDR・Dolby系の表示まで確認できた。
最初は、「Huluで『ピースメイカー』の吹替がないんだけど」というだけの話だった。
でも他の作品まで見てみると、どうもそれだけではなさそう。
同じHBO Maxでも、HuluとPrime Videoでは配信仕様が結構違う。
これは契約する前に知っておいた方がいいと思う。
特に俺みたいな吹替派は。
そもそも俺は『ピースメイカー シーズン2』を大塚明夫で見たかった
俺は『ピースメイカー』が結構好きだ。
ジョン・シナ演じるピースメイカーがバカみたいなことをやっていると思ったら、急にちゃんと人間臭い話をぶっ込んでくる。
ジェームズ・ガンらしい悪趣味さも含めて好きな作品なので、当然シーズン2も見るつもりだった。
そして俺は、家で映画や海外ドラマを見るときは基本的に吹替派である。
だからシーズン2も大塚明夫の吹替で見るつもりだった。
HBO Max on Huluは英語字幕に対応。原語派が喜ぶ理由は分かった
一方、今回調べてみて、「U-NEXTから変わって嬉しい」という人の気持ちも分かった。
Hulu公式によれば、英語字幕提供作品では字幕設定から英語を選択できる。
英語字幕の有無は作品によって異なる。実際、俺が確認した『ピースメイカー』にも、字幕|英語字幕と表示されていた。

海外ドラマを俳優本人の声で見たい人。
英語学習を兼ねて見ている人。
日本語字幕ではなく英語字幕が欲しい人。
そういう人なら、「やっと英語字幕で見られる」というのはかなりデカい。
最初は、「そんなにU-NEXT嫌われてたの?」と思っていたけど、
なるほど。そこを見てたのね。
逆に、海外ドラマを英語字幕で見たい人にとっては、今回のHulu版HBO Maxはかなり魅力があると思う。
実際、『ピースメイカー』でも日本語字幕だけでなく英語字幕が選べる。
吹替派の俺には刺さらなかったが、ここは完全に見る人次第である。
HBO Max on Huluの配信作品を確認する
※配信状況・字幕/吹替対応は作品によって異なります。
ところが吹替派の俺にはHulu版が刺さらなかった
問題は俺である。
英語字幕は嬉しい。
嬉しいんだけど、
俺が欲しいのは英語字幕じゃない。大塚明夫である。
実際にHuluで『ピースメイカー シーズン2』を確認すると、日本語吹替の表示がない。
しかもHulu自体が吹替に対応していないわけでもない。
Huluの公式ヘルプにも字幕・吹替の切り替え方法が用意されているし、実際に「字幕|吹替|英語字幕」となっているHBO Max作品も存在する。
だから余計に気になる。
なんで『ピースメイカー』にはないんだ。
しかもPrime Video版は英語字幕とEnglish [CC]まである
これがまた面白い。
Huluで英語字幕に対応したことを喜んでいる人を見て、
「なるほどな」
と思っていたわけだけど、Prime Video版にも英語字幕がある。
さらに俺が確認した『ピースメイカー シーズン2』ではEnglish [CC]も選択できる。
CC(Closed Captions)は、通常のセリフだけでなく、作品によって話者や効果音などの情報も字幕として表示するものだ。
つまり今回確認した『ピースメイカー』に限って言えば、Prime Video版は、
日本語吹替もある。
日本語字幕もある。
英語字幕もある。
English [CC]もある。
俺みたいな吹替派だけじゃなく、英語字幕を求めていた人にも選択肢になる。
4K・HDR・Dolbyが気になる人にもPrime Video版は面白い
さらに、今回のきっかけになったXの投稿では、「U-NEXTは4K・HDR・Dolby対応が少ない」という不満も挙げられていた。
これについては少し注意が必要だと思う。
U-NEXTでもHBO作品が4KやDolbyにまったく対応していなかったわけではないし。
だから、「U-NEXTはHBO作品を4Kで見られなかった」とまで言うのは違う。
ただ今回、俺がPrime Video版『ピースメイカー シーズン2』を確認したところ、作品詳細にはUHD・HDR・Dolby Vision・Dolby Atmosの表示があった。
これなら画質や音質を重視する人にとっても、Prime Video版を確認する意味あると思う。
ただし「HBO Maxなら全部4K・Dolby Atmos」という意味ではない。
ここは作品ごとに確認した方がいい。
なぜ同じHBO MaxなのにHuluとAmazonで違うのか?
で、最終的にここが一番気になった。
同じ『ピースメイカー シーズン2』。
同じHBO Max。
なのに俺が10月2日に確認した範囲ではHuluは、字幕|英語字幕。
Prime Videoは、日本語音声+日本語字幕+英語字幕+English [CC]。
なんで?
これについて、各社が『ピースメイカー』の日本語吹替の違いについて理由を説明した公式情報は、俺が調べた限り確認できなかった。
作品そのものの配信条件と、日本語吹替など各言語素材の提供条件が違う可能性は考えられる。
ただしこれはあくまで推測。
「U-NEXTが吹替の権利を持っているから」と断定できる材料は見当たらなかった。
むしろ今回Prime Video版に日本語音声が存在することを確認できたので、少なくとも「U-NEXT時代の吹替だから他では使えない」と単純に考えるのも違いそう。
結局、現時点で言えるのは、同じHBO Maxでも、視聴するサービスによって提供仕様が違う場合がある。
ここまでである。
結局HBO MaxはHuluとAmazon、どっちがいい?
今回『ピースメイカー シーズン2』を実際に確認した限りでは、俺ならPrime Video版を選ぶ。
理由はめちゃくちゃ単純。
俺は吹替で見たいから。
ただ、これは「Prime Video版HBO Maxの方が絶対に上」という話じゃない。
作品によって仕様が違う可能性もあるし、Hulu側で今後吹替が追加される可能性だってあるし…
今回確認した範囲では、かなり違いがあった。
英語字幕を重視するならHuluも候補。
日本語吹替も欲しいなら、契約前にPrime Video版HBO Maxを確認してほしい。
俺の場合は『ピースメイカー』の吹替を探していただけなのに、気づけばHulu、U-NEXT、Amazonを全部見て回ることになった。
なんだこの旅。
とりあえず大塚明夫は見つかったので、シーズン2を見ます。