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『仮面ライダーZO』は今見ても傑作だった|『J』と比較して感じた雨宮慶太の特撮表現

zenzen

1994年北海道出身、福岡在住。会社員をしながら副業で美容師。映画・ゲーム・ガジェット・暮らしについて、実際に使った・観た・経験したことを中心に書いています。
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子どもの頃から大好きだった映画『仮面ライダーZO』を、久しぶりに見直した。

ついでに、翌年公開された『仮面ライダーJ』も視聴してみた。

どちらも雨宮慶太監督による、1990年代の仮面ライダー映画だ。

今回見直すことになったきっかけは、同監督の『ゼイラム』『ゼイラム2』を初めて見たこと。

『ゼイラム』を見ている間、どうしても『仮面ライダーZO』が頭から離れなかった。

怪物の生物的な造形や、今ではあまり見られなくなった特撮表現。

子どもの頃に見た『ZO』にも、こういう気味の悪さがあったなと思い出したのだ。

そして、実際に見直してみた結果。

やっぱり『仮面ライダーZO』はめちゃくちゃ面白かった。

怪人は今見ても怖いし、ライダーは格好いい。何度も見たはずなのに、相変わらず夢中になってしまった。

一方の『仮面ライダーJ』は、子どもの頃からあまり好きではなかった作品。

こちらも改めて見てみたけれど、評価はそこまで変わらなかった。

今回は、そんな『仮面ライダーZO』と『仮面ライダーJ』を大人になって見直した感想を書いていこうと思う。

『仮面ライダーZO』と『仮面ライダーJ』はどんな作品?

まずは簡単に2作品を紹介しておこう。

作品仮面ライダーZO仮面ライダーJ
公開年1993年1994年
監督雨宮慶太雨宮慶太
主演土門廣望月祐多
脚本杉村升上原正三
上映時間約48分約47分
主題歌愛が止まらない心つなぐ愛

どちらも、テレビシリーズではなく劇場公開された仮面ライダー映画だ。

『ZO』は、科学者によって改造された青年・麻生勝が、人類を脅かすネオ生命体と戦う物語。

『J』は、地空人の力によって蘇った青年・瀬川耕司が、大地のエネルギーであるJパワーを授かり、宇宙からやって来た怪物集団フォッグと戦う物語となっている。

両作品とも、約50分という短い上映時間の中に、仮面ライダーの魅力が詰め込まれている。

『ZO』『J』はU-NEXTで見放題配信中

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ここから先は、両作品のネタバレを含む感想となる。


『仮面ライダーZO』は子どもの頃から大好きだった

僕は1994年生まれ。

2000年に『仮面ライダークウガ』が放送されるまで、テレビで新作の仮面ライダーを見る機会がなかった世代だ。

そのため、幼い頃はレンタルビデオなどで、過去の仮面ライダーシリーズを見ていた。

そして、実は『仮面ライダーZO』のVHSを持っていた。

何度も何度も見た。

ただ、ひとつ変わった記憶がある。

僕自身よりも、おばあちゃんの方が怖がって、あまり見せてくれなかったような気がするのだ。

確かに『ZO』の怪人は気味が悪い。

普通の仮面ライダーに登場する怪人と比べても、かなり生物的で不気味だ。

でも、当時の僕はそれが好きだった。

子どもながらに、こう思っていたような気がする。

人間とは違う、明確な悪意を持った脅威的な存在なら、これくらい不気味なはずだ。

ほかの特撮作品を見ていると、子どもながらに「これは作り物だな」と感じることもあった。

でも『ZO』の怪人は違った。

僕にとっては、ガチモンだった。

だからこそ、そんな怪物と戦う仮面ライダーZOが、どうしようもなく格好よく見えたのだと思う。

今見ても『ZO』の怪人は怖い。特にコウモリ男がいい

大人になって改めて見直しても、怪人の気味悪さは健在だった。

むしろ、造形を細かく観察できるようになった分、当時とは違う楽しさまである。

特に気に入ったのがコウモリ男だ。

手のひらに目があるコウモリ男

なんといっても、手のひらに目がある。

額にも目のようなものがあるし、胸元は肋骨が露出しているような造形。

(画像は仮面ライダーwebより)

あの発想は一体どこから出てくるんだろう。

正直、今回見直して一番好きになった怪人かもしれない。

単なるコウモリの怪人なら、それほど珍しくない。

でも、こいつは一目見ただけで異常な生き物だと分かる。

人間とも違うし、現実のコウモリとも違う。

なのに、妙に生き物としての説得力がある。

当時から「手に目がある怪物」という発想があったわけだけど、改めて見ても本当に不気味だ。

クモ女も忘れられない怪人だった

一方、子どもの頃に特に好きだったのはクモ女。

(画像は仮面ライダーwebより)

こいつもめちゃくちゃ気味が悪い。

女性の上半身に蜘蛛のような下半身が組み合わされた異形の姿。

長く伸びた手足や、牙の生えた口元も印象的だ。

今回見直して驚いたのは、思っていた以上に出番が短かったこと。

もっと長い時間戦っていたような記憶があったんだけどな。

それだけ、子どもの頃の僕には強烈だったんだろう。

ちなみに、このクモ女を見ていて『ビーファイターカブト』のマザーメルザードも思い出した。

全体的な造形というか、女性的な要素があるのに、まったく人間ではない姿をしているところが似ている。

記憶違いかもしれないけれど、マザーメルザードにも怒ったときに顔がグワッと動くような演出があった気がする。

こういう怪物の表情や動きって、子どもの頃から妙に記憶に残っているんだよな。

『ZO』は生物的なのに、ちゃんと仮面ライダーとして格好いい

ここが『ZO』の素晴らしいところだと思う。

あれだけ怪人の生物感を強調しているのに、仮面ライダーZO自身も、ちゃんと生き物らしい姿をしている。

ただし、やりすぎていない。

複眼や触角といった仮面ライダーらしい要素は残しながら、身体のラインや表面の質感に独特な生物感がある。

前作にあたる『真・仮面ライダー 序章』では、さらに生物的な改造人間が描かれていた。

でも『ZO』では、その方向性を少し抑えながら、正統派の仮面ライダーとして成立させている。

僕は子どもの頃、『真・仮面ライダー』も見ていた。

あれもちゃんとヒーローとして認識していたけれど、そこまで好きにはならなかった。

でも『ZO』は違った。

あの絶妙な生物感と、仮面ライダーとしての格好よさが両立していたからこそ、好きだったんだと思う。

変身前の麻生勝も格好いい

そして忘れてはいけないのが、主人公の麻生勝だ。

演じているのは土門廣。

これがまた、普遍的に格好いい男なんだよな。

無口で、男前で、どこか影がある。

変身前から、ちゃんと仮面ライダーの主人公として格好いい。

当然ながら、ヒーロー作品は変身後のデザインだけで決まるものではない。

変身する人物そのものに魅力があることも重要だ。

今回見直して、改めてそう感じた。

子供騙しって、やっぱり大事なんだと思った

今回の再鑑賞で、妙に感心してしまったことがある。

子供騙しって大事なんだな、と。

もちろん、安っぽいものを見せて子どもを誤魔化すという意味ではない。

むしろ、子どもが本気で怖がれるものを作ることが大事なんだと思う。

『ZO』の怪人は、人間とは明らかに異なる存在として描かれている。

圧倒的に不気味で、恐ろしく、普通の人間ではどうしようもない。

こんなのに襲われたら、もう仮面ライダーに頼るしかない。

子どもの頃の僕は、きっと本気でそう思っていた。

そして、それこそがヒーロー作品の面白さだったんだろう。

怪物が本当に怖いからこそ、それに立ち向かう仮面ライダーが格好よく見える。

子どもを本気にさせるために、作り手も本気で怪物を作る。

今回『ZO』を見直して、そういう特撮の魅力を改めて感じた。

『ZO』は48分だからこそ、説明しすぎないのがいい

それにしても『ZO』はテンポがいい。

48分しかない映画なので、登場人物の背景やネオ生命体について、すべてを詳しく説明しているわけではない。

望月博士の研究や、麻生勝が仮面ライダーになった経緯も、比較的簡潔に描かれる。

でも、それがちょうどいい。

もっと長い映画として、世界観を詳しく描いても面白かったとは思う。

実際、もう少し長く見ていたい気持ちもある。

ただ、子どもの頃の僕に、ネオ生命体がどういう仕組みで生まれたのかを延々と説明されても、きっと飽きていたんじゃないだろうか。

必要なことだけを見せて、あとは怪物の恐ろしさとアクションで観客を引っ張っていく。

こういう割り切り方が好きだ。

これは先日見た『ゼイラム』にも共通していると思う。

どちらの作品も、背景設定のすべてが分かるわけではない。

でも、映像を見ているだけで楽しい。

説明不足なのに面白いのではなく、説明しすぎないから面白い部分がある。

雨宮監督の旧作を続けて見て、そんなことを感じた。

ライダーキックも主題歌も、30年近く前の記憶そのままだった

『ZO』には、今でもはっきり覚えているアクションがある。

それが最後のライダーキックだ。

あのライダーキック、全然敵の方を見ていないように見えるんだよな。

身体を大きく後ろに反らせて、そのまま倒れ込むような姿勢で蹴り込む。

なんかブランコみたいな。

今回見直して、思わず笑ってしまった。

そうそう、これこれ。

子どもの頃にも、弟と「敵の方見てないよな」みたいな話をしていた気がする。

同時期に見ていた『クウガ』のライダーキックとは、随分違って見えたものだ。

でも、今見ても格好いい。

格闘技として合理的かどうかより、あの独特なシルエットに魅力がある。

そして、エンディングで流れるINFIXの『愛が止まらない』。

これも大好きな曲だ。

久しぶりに聴いたのに、まだところどころ歌えた。

自分でも驚いた。

それだけ何度も見ていた映画なんだろう。

記憶よりも明るい映画だった

一方で、大人になって初めて気づいたこともある。

『ZO』って、記憶していたよりも戦闘シーンが明るい。

子どもの頃は、もっと暗い場所で怪物と戦っている印象があった。

でも今回見直すと、意外に明るい場所で戦っている。

もう少し暗くてもよかった気がするな。

望月博士の顔色や特殊メイクも、照明の明るさによって少し浮いて見えるところがあった。

ただ、煙やスチームの使い方は今見ても印象的だった。

光の中に煙が漂い、その向こうから異形の怪物が現れる。

あの雰囲気は本当にいい。

怪物そのものの造形だけでなく、どう見せるかという演出にも、雨宮監督らしいこだわりを感じる。


『仮面ライダーJ』は今見てもそこまで好きになれなかった

続いて、1994年公開の『仮面ライダーJ』。

こちらは子どもの頃から、それほど好きな作品ではなかった。

『ZO』はVHSを持っていて何度も見たけれど、『J』は持っていなかった。

だから、そもそも見た回数が少ないという違いもあると思う。

当時の記憶で強く残っていたのは、仮面ライダーが巨大化したことくらい。

今回、大人になって見直したら何か変わるかなと思ったんだけど……。

正直、そこまで評価は変わらなかった。

良くも悪くも、普通の仮面ライダーだった

『J』もテンポはいい。

アクションにも見応えがあるし、敵の基地の造形も格好いい。

でも、どうしても『ZO』ほど強い魅力を感じられない。

特に気になったのが、仮面ライダーJ自身のデザインだ。

『ZO』より色数は増えているし、従来の仮面ライダーに近いデザインになっている。

ただ、僕には少しシンプルすぎるように感じた。

なんというか、緑色の人が戦っているような印象なのだ。

もちろん、仮面ライダーとして間違っているわけじゃない。

むしろ正統派なんだと思う。

でも、僕が好きだった『ZO』には、それ以上の個性があった。

『J』は、1980年代までの仮面ライダーを順当に1990年代へ進化させたような作品に感じた。

良くも悪くも、仮面ライダー。

それが今回の感想だった。

自然から力をもらう設定なのに、生物感は『ZO』の方が強い

これは少し面白い違いだと思った。

『ZO』は、人間の科学によって改造された仮面ライダーだ。

一方、『J』は地空人によって蘇生され、大地の生命力であるJパワーを授かった仮面ライダー。

つまり、自然そのものが味方してくれるようなヒーローなのだ。

ところが、実際のデザインは『ZO』の方が生物感が強く見える。

自然の力を借りている『J』の方が、むしろ従来の仮面ライダーに近い。

逆でもよかったんじゃないか。

今回見直して、そんなことも考えてしまった。

世界観はファンタジー寄り。でも説明が増えたことで疑問も増える

『J』は『ZO』と比べて、ファンタジー色が強い作品だった。

地空人、Jパワー、大地の精霊、宇宙からやって来たフォッグ。

設定だけ見ると、なかなか面白い。

ところが、作品の中でその説明が増えるほど、逆に疑問も生まれてしまった。

その力って結局何なんだ?

なぜそうなるんだ?

みたいな。

『ZO』では、分からないことがあっても、それほど気にならなかった。

でも『J』は中途半端に説明してくれる分、かえってツッコミどころが気になる。

もちろん、47分という上映時間を考えれば仕方のない部分もある。

それでも、僕は『ZO』くらいの説明量の方が好きだった。

『J』の敵の造形はいい。特にフォッグ・マザーが印象的

『J』の中で気に入った部分もある。

特に、敵の基地やフォッグ・マザーの造形だ。

(画像は仮面ライダーwebより)

フォッグ・マザーは、巨大な宇宙機械獣母艦という設定。

単なる宇宙船ではなく、それ自体が生命体でもある。

内部の造形も独特で、どこか生き物の体内のような雰囲気がある。

そして、その中にいる怪物の姿。

ここは『ゼイラム』や『ZO』にも通じる、雨宮監督らしい造形だと思った。

敵の中にはコブラやトカゲなどをモチーフにした怪人も登場する。

『ZO』ではクモやコウモリといった初代仮面ライダーの初期怪人を思い出す構成だったけれど、『J』も昔ながらの動物モチーフが印象的だった。

さらに、地空人の使者であるバッタのベリー。

あいつも、口元が妙にリアルで気味が悪かった。

こういう細かな造形には、ちゃんと雨宮監督の個性が残っている。

巨大化は今見ても唐突だった

そして『J』最大の特徴といえば、仮面ライダーの巨大化だ。

子どもの頃は、これを見て「ウルトラマンのパクリじゃん!」と思っていた気がする。

今なら、Jパワーによって巨大化したという設定は理解できる。

ただ、実際に見てみると、やっぱり少し唐突なんだよな。

終盤、巨大化したJがフォッグ・マザーと戦う。

巨大なライダーキックに対して、敵も目から回転する歯車のようなものを飛ばして応戦する。

映像としては面白い。

でも、これを見たからといって『J』への評価が大きく変わるわけではなかった。

むしろ、最後まで等身大で戦う『ZO』の方が、僕には強烈に印象に残っている。


実は雨宮監督自身も『J』の巨大化に反対していた

今回、記事を書くにあたって雨宮慶太監督のインタビューを調べてみた。

すると、驚くような話が見つかった。

2001年のインタビューで、雨宮監督は『J』の巨大化に強く反対していたことを明かしている。

なんと、監督を降りることまで考えたというのだ。

石ノ森章太郎に頼んで巨大化を止めてもらおうとしたこともあったらしい。

これはかなり意外だった。

てっきり、巨大化も雨宮監督のアイデアなのかと思っていた。

もちろん、監督自身が反対していたからといって、巨大化という演出が間違っているわけではない。

実際、あの場面が好きな人もいるだろう。

でも、子どもの頃から巨大化にあまり魅力を感じられなかった僕としては、妙に納得してしまった。

『ZO』は怖すぎると言われていた

さらに面白いことに、雨宮監督は後年のトークイベントで『ZO』についても語っている。

初代『仮面ライダー』の怖い雰囲気を再現しようとした結果、関係者から怖すぎると指摘されたそうだ。

その反省もあり、翌年の『J』では雰囲気を明るい方向に修正したという。

なるほどなぁ。

僕はまさに、その怖すぎる『ZO』が好きだったのだ。

子どもの頃、怪人が本物に見えた。

おばあちゃんの方が怖がって、あまり見せてくれなかった。

その記憶と、監督自身の発言がつながったような気がした。

そして、監督が『J』で方向性を変えたことを知ると、2作品の違いも理解しやすくなる。

『ZO』は監督の個性が爆発した作品。

『J』は少し方向性を調整した作品。

僕には、そんなふうに感じられた。


『ゼイラム』から『ZO』へ。雨宮慶太監督の集大成を見た気がした

今回、最も面白かったのは、やはり『ゼイラム』を見たあとに『ZO』を見直したことだ。

公開順に並べると、

  • 1991年『ゼイラム』
  • 1993年『仮面ライダーZO』
  • 1994年『仮面ライダーJ』
  • 1994年『ゼイラム2』

となる。

この流れを知ってから作品を見比べると、監督が当時どんな表現を追求していたのか、少し見えてくる気がする。

『ゼイラム』では、怪物の生物的な造形や独特の表情の動かし方に驚かされた。

『ZO』では、その表現を受け継ぎながら、ヒーロー映画としての完成度も高めているように感じた。

そして『J』では、これまでとは異なるファンタジー寄りの作品を作っている。

個人的には、この時期の『ZO』が、ひとつの集大成のように思えた。

もちろん、監督の過去作品をすべて見たわけではない。

それでも、『ゼイラム』から『ZO』への流れは、正統進化という言葉がしっくりくる。

また、『ZO』は『ゼイラム』よりも大きな製作規模を感じさせる映像になっているように思った。

実際の製作費を比較したわけではないけれど、見せたい映像をしっかり作り込んでいるような印象がある。

そして後年のインタビューによると、『ZO』では竹谷隆之らの造形チームと操演チームを中心に、独特な特撮カットを作り上げていたという。

ちなみに監督は、撮影中の思いつきでZOの口から牙が飛び出すカットを追加し、そのためだけの頭部モデルを作ってもらったとも語っている。

こういう話を聞くと、ますます面白い。

そんな細かな表現の積み重ねが、あの異様な映像を生み出していたんだろう。

以前、『ゼイラム』の感想でも書いたけれど、僕は昔ながらの特撮技法が好きだ。

今のCGによる映像表現にも魅力はある。

でも、造形物そのものが動き、生き物のような表情を見せる特撮にも、今後ずっと残っていてほしい魅力があると思っている。

『ZO』は、そんな魅力を改めて教えてくれる映画だった。


まとめ|子どもの頃の僕のセンスは間違っていなかった

『仮面ライダーZO』と『仮面ライダーJ』を久しぶりに見直した。

結果、子どもの頃の評価はほとんど変わらなかった。

『ZO』は今見ても面白い。

怪人は怖いし、ライダーは格好いい。

主題歌も覚えていたし、弟と話していたライダーキックの姿勢まで記憶に残っていた。

一方、『J』は今見てもそこまで好きにはなれなかった。

決してつまらない作品ではない。

敵の造形やアクションなど、面白い部分もたくさんある。

ただ、やっぱり『ZO』ほど強烈な個性は感じられなかった。

そして、今回の再鑑賞で雨宮慶太監督のことをもっと好きになった。

監督の個性が全面に出た作品も、少し抑えた方向性の作品も見られたからだ。

それにしても、子どもの頃の僕はなかなかおませさんだったのかもしれない。

特撮技術なんて何も知らない頃から、『ZO』の独特な魅力に惹かれていたわけだから。

子どもの頃、ガチモンだと思っていた怪物は、大人になってもちゃんと怖かった。

そして、それに立ち向かう仮面ライダーも、相変わらず格好よかった。

それが今回、一番嬉しかったことかもしれない。

『仮面ライダーZO』『仮面ライダーJ』を見たい人へ

今回紹介した2作品は、U-NEXTで見放題配信されている。

どちらも約50分と短い作品なので、気軽に見られるのも魅力だ。

特に『仮面ライダーZO』は、昔の仮面ライダーを知らない人にも見てほしい。

少しホラー色の強い作品だけれど、今の仮面ライダーにはない独特な魅力を感じられると思う。

現在の配信状況は各動画配信サービスでご確認ください。
※配信状況は変更される場合があります。

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また、雨宮慶太監督の特撮表現に興味を持った人には、ぜひ『ゼイラム』もおすすめしたい。

怪物の造形や表情、独特な世界観など、『ZO』と共通する魅力がたくさんある。

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