本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。
最近Instagramを見ていると、昔のデジカメで撮ったようなショート動画がやたら流れてくる。
その中で俺が気になったのが、SONYのCyber-shot DSC-M2だった。
縦長のちょっと変な形。
液晶が回る。
写真も撮れるし動画も撮れる。
そして何より、今のスマホではまず出てこない、あの2000年代っぽい画。
カッケェ。欲しい。
そう思って中古を探したら…
3万円くらいする。
高い。
20年前のカメラだぞ。
Instagramでちょっと昔っぽい動画を撮りたいだけなのに、さすがに5万円は出せない。
そこで見つけたのが、SANYO Xacti DMX-CG6。
メルカリで約5,000円。
DSC-M2の約10分の1だった。
もうこっちでいいだろ。
ということで買ってみた。
結論からいうと、かなり気に入っている。
性能がいいからではない。
むしろ2026年基準なら、性能なんて普通に悪い。
でも、その「ちゃんと見えなさ」がちょうどいい。
メルカリだと安く購入できるのでぜひ一度調べてみてほしい。
中古品なので、動作確認・バッテリー・USBケーブル・SDカードの有無は要チェック。
SANYO Xacti DMX-CG6とは
DMX-CG6は、三洋電機が2006年に発売したデジタルムービーカメラ。

約600万画素の1/2.5型CCDを搭載し、動画は最大640×480・30fpsのMPEG-4。
レンズは35mm換算38〜190mm相当の光学5倍ズーム。
2.5型液晶を搭載し、SD / SDHCカードに対応する。
静止画にはデジタル式の「手ぶれキャンセラー」、動画にも電子式の手ブレ補正がある。
撮影時重量は約168g。
今見ると、640×480。
もう数字だけで懐かしい。
フルHDどころではない。
でも今回は4K動画が撮りたくて買ったわけじゃない。
むしろこの640×480が欲しかった。
最初に欲しかったCyber-shot DSC-M2と比べる
Instagramで俺がよく見かけていたDSC-M2は、2005年発売。
こちらも「写真と動画を1台で」という立ち位置のカメラだった。
CG6と並べるとこんな感じ。
| 項目 | SANYO Xacti DMX-CG6 | SONY Cyber-shot DSC-M2 |
|---|---|---|
| 発売 | 2006年11月 | 2005年10月 |
| センサー | 1/2.5型CCD | 1/2.5型 Super HAD CCD |
| 有効画素数 | 約600万画素 | 約510万画素 |
| 動画 | 640×480 / 30fps | 640×480 / 約30fps |
| 光学ズーム | 5倍 | 3倍 |
| 35mm換算 | 38〜190mm | 38〜114mm |
| 液晶 | 2.5型 | 2.5型・回転式 |
| 記録メディア | SD / SDHC | メモリースティック Duo系 |
| 手ブレ補正 | 静止画・動画ともデジタル式 | CG6ほど手ブレ補正を売りにした機種ではない |
| マクロ | 最短約1cm | 最短約1cm |
| バッテリー | DB-L20・交換式 | NP-FT1・交換式 |
| 撮影時重量 | 約168g | 約210g |
| 俺が探した時の価格 | 約5,000円で購入 | 約5万円前後 |
比較すると、CG6って別に完全な下位互換でもない。
画素数は多い。
ズームも5倍。
SD系メディアが使える。
しかも軽い。
ただし、バッテリー交換式なのはCG6だけの利点ではない。
DSC-M2も交換式だ。
俺がCG6を選んだ理由は、「20年前のカメラを買うなら、バッテリーを交換できるものがいい」という意味であって、DSC-M2より優れているという話ではない。
あと、メモリースティックが当時のSONY製品ややこしいのよね。
ちなみに両方、発売当時は5万円くらいだったらしい
DSC-M2もCG6も、発売当時は店頭で5万円前後が想定されていた。
約20年後。
DSC-M2は中古でも3万円前後。
CG6は俺が5,000円くらいで買った。
片方だけ時が止まっている。
Instagram怖い。
持った瞬間に分かる。めちゃくちゃ軽い
CG6を初めて持った時にまず思ったのが、
軽っ。
撮影時重量は約168g。
PSP-2000 / 3000が約189gなので、PSPより軽い。
20年前の動画カメラと聞くと、もっとズッシリしたものを想像するけど全然違う。
縦型のグリップもかなり持ちやすい。
片手で持って、街を歩きながら適当に撮れる。
スマホより厚いけど、
今日はこれ持って出るか」と思えるくらいには軽い。
これはかなり良かった。
動画は画質悪い。でもこの解像度が一番好き
一番気に入ったのはここ。
CG6の画質は、当然いまのスマホより悪い。
動画は640×480。
遠くの細かいものは潰れる。
道を歩いている人も、少し離れると顔なんてほとんど分からない。
でも、そこがいい。
街は写っているし、人もいて車も走っている。
その日にそこに何があったのかは分かる。
でも「誰がいたのか」までは分からない。
人が写っているのに、人だけ少し匿名になる。
この感じが妙にもの寂しく見える。
高画質の映像って、なんでも見える。
今のスマホなら影まで起こすし、空も白飛びしないように調整する。
顔もちゃんと残る。
CG6はそんなに賢くない。
明るいところは飛ぶ。
暗いところは沈む。
遠くはよく分からない。
色補正なし。
ノイズ除去なし。
実際の撮影動画、画像
色補正なし。
ノイズ除去なし。
できるだけCG6が吐き出した映像に近い状態で見せる。
ただしYouTubeへ投稿した時点で再圧縮は入るので、YouTube上の映像と元MP4が完全に同じ画質ではない。
静止画についてはブログへ直接掲載する。
【昼の作例動画】
でも俺が今回欲しかったのは、全部を正確に残すカメラではなかったんだよね。
今撮ったのに、昔の写真みたいに見える
今回、博多周辺でも何枚か撮った。
バス。
交差点。
ビル。
信号。
2026年の街なのに、CG6を通すだけでちょっと昔に見える。
別にフィルターをかけたわけでもない。
色を編集したわけでもない。
CG6が普通に撮っただけ。
なのに、昔どこかで撮った写真を、古いSDカードから見つけたような感じがする。
【博多周辺の静止画作例】



静止画は約600万画素。動画より普通にちゃんとしている
CG6は動画が640×480なので、動画だけ見るとかなり低解像度。
ただ静止画は約600万画素ある。
補間記録では1,000万画素相当のサイズでも保存できる。
なので、「CG6なら人の顔が何でも見えなくなる」わけではない。
俺が「顔まで見えなくていい」と感じているのは特に動画や、遠景を撮った時の話。
写真を近距離で撮れば普通に顔も写る。
そこは一応書いておきたい。
夜間撮影は普通に荒れる。でも俺はむしろ好き
夜も何本か撮った。
当然、今のスマホみたいには撮れない。
暗いところにはノイズが出る。
明るい看板や照明は強く飛ぶ。
カメラを動かせばブレる。
遠くの人なんてほぼ輪郭だけになる。
普通のレビューなら、「夜間性能は厳しい」で終わると思う。
実際厳しい。
でも個人的には、昼より夜の方がXactiで撮る意味が分かりやすかった。
街灯や看板だけが強く残って、人は影っぽくなる。
これがなんか、もの寂しくていい。
高画質な夜景が欲しいならiPhoneを使えばいい。
CG6には夜景ポートレートとランプモードもある
CG6にはシーンセレクトがあり、
「夜景ポートレート」
「花火」
「ランプモード」
などの暗所向けモードが用意されている。
ランプモードを選択すると高感度撮影になり、動画は自動的に15fpsへ落ちる。
最低被写体照度は約2ルクス。
つまり、画質や滑らかさを犠牲にしてでも暗い場所を写すという2006年的な力技である。
俺はすでに通常モードで夜を撮っているけど、まだランプモードとの比較はできていない。
これは後から、通常撮影 vs ランプモード
で同じ場所を撮って追記したい。
【夜の作例動画】
動画は640×480・約30fps
実際に今回撮ったMP4も確認した。
640×480。
約29.97fps。
4:3。
完全に昔の動画である。
しかも最初に欲しかったDSC-M2も、最高動画は同じ640×480・約30fps。
つまりInstagramでDSC-M2がよく使われているからといって、もともとリール向けのカメラだったわけではない。
そりゃそうだ。
ちなみに、CG6をInstagramのリールのように縦にして撮るとどうなるかも試したが、今回のCG6のMP4には回転情報が入っていなかった。

つまりスマホみたいに、「縦で撮りましたね、はい縦動画です」とはならない。
ファイル自体は640×480の横動画。
編集側で90度回転すると、480×640の縦動画
になる。
ただしこれは3:4。
Instagram ReelsやYouTube Shortsの9:16より横幅が広い。
9:16にするなら左右を少し切るか、上下に余白を足すことになる。
なのでCG6でもショート動画は作れる。
ただ、撮って即投稿ではない。
ここにも2006年がいる。
InstagramでDSC-M2が人気なのは「縦動画に最適だから」ではなさそう
俺は最初、「DSC-M2って縦型だから、昔から縦動画にちょうどいいのか?」とも思った。
でも動画仕様自体は4:3。
CG6とそんなに変わらない。
おそらく今DSC-M2がショート動画でハマっているのは、
縦長の本体。
回転液晶。
独特な見た目。
そして640×480の昔っぽい映像。
この組み合わせが、偶然いまのSNSに刺さったんだと思う。
性能より、存在そのものが今見るとかわいい。
DSC-M2が5万円まで上がるのも分からなくはない。
買わないけど。
Xacti CG6のSDカードは4GBが無難だった
ここは結構苦戦した。
CG6はSD / SDHC対応。
なので最初、「今売ってるSDカード挿せば余裕だろ」と思った。
32GBのmicroSDをSDカードアダプターに入れて使ってみた。
ダメ。
認識しない。
フォーマットも試した。
うまくいかない。
調べると、当時の資料ではCG6が正式に想定していたSDHCは4GBまでとされていて、後継のCG65で8GBまで対応が広がったという資料もある。
少なくとも32GBなんて想定外らしい。
そこで楽天で4GBのSDカードを購入して挿入すると普通に動いた。
フォーマットすら必要なかった。
俺の個体では、4GBカードなら問題なく使えている。
今から買うなら、大容量カードを適当に買うより、まず4GB前後の対応カードを確保する方がいいと思う。
バッテリーはDB-L20。俺の個体は30分くらいで死ぬ
俺が買ったCG6についてきたバッテリーは、
30分くらい撮ったら終了。
型番はDB-L20。
ただし、そもそもこのバッテリーがいつ製造されたものなのかも分からない。
20年前の純正品なのか。
途中で交換された互換品なのか。
何も分からない。
なので、新品並みに持ってくれと期待する方が無理だと思っている。
俺が古いカメラを選ぶ時に気にしていたのは、「今付いているバッテリーが元気か」より、交換できるかどうか。
CG6は交換式なので、劣化したら替えればいい。
2026年現在もDB-L20互換バッテリーは流通している。
中古でCG6を買うなら、本体と一緒に交換バッテリーまで予算に入れた方がいいと思う。
【DB-L20互換バッテリーへのリンク】
※純正品ではありません。対応機種・PSE表示は購入前に確認してね。
USB充電には対応。でもPS Vitaのケーブルは使えなかった
CG6はUSB充電に対応している。
これは20年前のカメラとしてはかなりありがたい。
専用充電器がなければ終了、みたいな古いガジェットも普通にあるからだ。
ただし一個注意。
私はPS Vita用のケーブルを持ってる。

しかも端子がなんとなく似ている。
これいけるんじゃね?と思ったけど、全然ダメだった。
CG6の公式説明では専用USB接続ケーブルを使用する。
見た目が似ている古いガジェット用ケーブルでも、互換とは限らない。
このへん、「USBっぽいから全部同じだろ」で雑にやると普通に詰む。
無理に挿して端子を壊したら笑えないので、対応ケーブルを用意した方がいい。
SDカード。
バッテリー。
ケーブル。
画質は好きなんだけど、使うまでにちょいちょい2006年が殴ってくる。
MacBook Airへの取り込みは意外と簡単
データ取り込みはかなり普通。
俺の場合、
SDカード → USBハブ → MacBook Air
で取り込んでいる。
専用ソフトは使っていない。
JPEGもMP4も普通にコピーできた。
古い機械によくある、「専用ソフトがWindows XPでしか動きません」みたいな地獄はなかった。
ここはかなり助かる。
うん、そこはCG6の地味に大きい利点として書ける。
一方、DSC-M2は記録媒体がMemory Stick Duo / PRO Duo。
普通のSDカードリーダーにはそのまま挿せないから、2026年のMacへ持ってくるならMemory Stick Duo対応リーダーを用意するか、カメラをUSB接続する必要がある。
2026年にCG6を買う前に知っておきたいこと
かなり気に入っているけど、万人におすすめできるかというと別。
今から買うなら最低でもこの3つは知っておいた方がいい。
SDカードは何でも使えるわけではない。
→俺の場合は4GBで安定した。
バッテリーはDB-L20。中古付属品は劣化している前提で考える。
→俺の個体は約30分だった。
高画質を期待して買わない。
→ここが一番重要。
綺麗な動画が欲しいならスマホを使った方がいい。
夜に明るく撮りたいならスマホ。
手ブレを消したいならスマホ。
すぐSNSへ投稿したいならスマホ。
DSC-M2の代わりに買ったけど、CG6でかなり満足している
最初に欲しかったのはSONY Cyber-shot DSC-M2。
中古約5万円。
さすがに高かった。
そこで約5,000円のSANYO Xacti DMX-CG6を買った。
最初は完全に、「似たようなの安くないかな」だった。
でも使ってみると、CG6はかなり好きになった。
軽い。
持ちやすい。
SDカードが使える。
バッテリーを交換できる。
Macにも普通に取り込める。
そして何より、この見えすぎない画が好き。
DSC-M2を諦めたことに後悔がないかと言われると、
Instagramを見たらまだちょっと欲しくなる。
まあ5万円は出さないけど。
中古のXacti CG6を探すなら
中古品なので、在庫はかなり入れ替わる。
個人的にはこの手の商品はメルカリが一番おすすめ。
※中古の場合は、本体だけでなくバッテリー・USBケーブル・SDカードの有無まで確認推奨。