先日、サイバーパンク エッジランナーズを今更ながら視聴。
最近のアニメを視聴することはここ最近本当になくなったので面白い作品に出会えて最高に嬉しかったのでまとめてみます。
何で今更視聴するのか
まずNetflixのオリジナルアニメに当たりが少ないし、原作のゲームをしていないからそんなに興味はなかった。
ただ製作は「天元突破グレンラガン」を手がけた大塚雅彦氏や今石洋之氏、今石洋之氏がいるアニメスタジオ“TRIGGER”(もちろん当時はガイナックスに所属していましたが)ということもあり興味はあったし、評価が高いことも知ってたんだけど「そのうちゲームをプレイしてからでいいかな…」と思ったまま忘れていた。
そんな中、絶対ゲームをしたことない人から実際このアニメを勧められてびっくり。そんなに面白いなら見てみるかと思ったんだな。
officialt railerはこの通りのtrigger感
世界観、あらすじ、専門用語

(画像はYouTubeのofficial trailerから)
まず世界観はゲーム「サイバーパンク2077」の世界と同じ世界観とのことで、アニメは上記ゲームの前日譚となるらしい。
ゲーム同様、荒廃した未来都市ナイトシティを舞台としていて「攻殻機動隊」同様に身体改造がされている。
この世界ではサイバーウェアというらしく(劇中ではクロームともいう)、身体改造しすぎてあんまり酷使し過ぎると精神の乖離により発狂し、暴力衝動に支配されてしまう現象。”サイバーサイコ“化してしまうらしい。
主人公デイビッド・マルティネスはある日、予期せぬ事件に巻き込まれ母を失い、人生が一変。生き延びるために、テクノロジーに依存するアウトローな傭兵「エッジランナー」としての道を選ぶことに。デイビットは仲間とともに、過酷な世界で自由を求めて戦いますが、テクノロジーの力がもたらす恩恵と代償に直面する。
思ったより全然見やすい が…

(画像はYouTubeのofficial trailerから)
ゲーム世界の理解や、ゲームでの登場人物などは前日譚ともあり気にする必要がなく、全10話。かなり見やすい。
途中でダレることもなく最終回まで突き進む。
似た世界観を持ったアニメである『攻殻機動隊』シリーズや『AKIRA』などの伝統的なサイバーパンクアニメは、ダークでミュート雰囲気で、冷たい未来世界だが一方、『エッジランナーズ』ではネオンカラーの利用が目立ち、カオスでエネルギーに満ちた都市で、アニメ的なキャラクターがめっちゃ映える。
が…
16歳未満の視聴は推奨しないとの事で、今の時代は小中学生の子供にはちょっと厳しいかもしれない。
女性の裸(乳首あり)がバンバン出てきて、肉体関係を連想させる性的なシーン、ミンチになったり人体欠損のような描写と苦手な人もいるかも。
(原作ゲームがCERO:Z(18才以上のみ対象)なのでこれはしょうがなしでしょ)
他サイバーパンクアニメとの違い
まず先ほど例に出した『攻殻機動隊』シリーズや『アキラ』とはとは違いキャラクターがよりアニメ的で色味など、トーンが明るい。
どちらも社会崩壊や思想的なテーマを中心に物語が展開するが、『エッジランナーズ』は、より個人的なドラマやキャラクターの内面の葛藤がわかりやすいし
『攻殻機動隊』シリーズや『アキラ』は哲学的な議論が深堀りされることが多いんだけど『エッジランナーズ』はtriggerが得意としている派手なアクションと感情が強く交差する感じのアニメで熱く視聴できるんだな。
主人公の成長を感じるアニメ
俺がこれを見て思ったのは主人公が成長して、ボーイミーツガールで、政府や軍事組織と対立する…
エウレカセブン的なやつか!と思った。こういう主人公が成長する系が好き。(グレンラガンもそう)エウレカ20周年おめでとう。
特に両者とも「自分が属する世界に対する葛藤」を持っていて「恋愛がストーリーの中心的な成長の柱」となっている。
また、デイビッドが仲間たちとの絆を通じて大人になっていくんだけどこれも『エウレカセブン』のゲッコーステートのメンバーと似てると感じる。(どっちもアウトローで主人公の新しい居場所)
物語の転換点になるメインというキャラクター

(画像はYouTubeの『サイバーパンク: エッジランナーズ』特別映像 メイルストローム・ギャング – Netflixから)
作品自体めっちゃ見やすいんだけど途中まではどーなるんだろって感じだった。
主人公の体が丈夫で、〈俺は特別〉とか言ってるし実際ちゃんとサイバーウェアが適合している。
親が死んで分かんなくなってたけど出生の秘密とかがあって本当に特別なのかな…とか思ってたんだけど第6話「Girl on Fire」でリーダーであるメインが作品のテーマである「テクノロジーの代償」と「自由の追求」に深く関係する物語の重要な転換点になる。
ちょっとネタバレなんだけど…
この先6話だけネタバレあり

メインは『サイバーパンク エッジランナーズ』の第6話「Girl on Fire」で死ぬ。このエピソードは、マジで壮絶な最後を描いており、物語の重要な転換点になる。メインが自分の肉体の限界を迎え、「サイバーサイコシス」による暴走に直面することで、デイビッドやチーム全体に大きな影響を及ぼし、テクノロジーの恩恵とその危険性を象徴するとともに、デイビッドを新たなリーダーへと押し上げるきっかけになる。
(グレンラガンでいう8話のカミナ死亡にあたる)
印象的なリーダーがいるアニメは良作。
そんなこんなでメインの過剰な自己犠牲は、デイビッドにとって「力と信念を持つことの危険性」を強く印象付けた出来事となるのだが「グレンラガン」におけるカミナの退場とはやっぱり違う。(退場で話は確かに大きく動くが)
先ほど主人公が似ていると話した「エウレカセブン」にも絶対的なリーダー、「ホランド」がいたんだけど

(画像はYouTubeの交響詩篇エウレカセブン20thanniversary PVから)
欠点のある人間性が情熱的なリーダーあるってところは似てる。こういった影響力あるキャラクターが好きなんだよね。彼らの存在は、主人公だけじゃなく仲間たちに大きな影響があって、ホランドはレントンの成長に大きな役割を果たし、メインはデイビッドに信念や強さを伝え、カミナはシモンに自信を与え、彼の成長を促したんだけどその他の特徴やリーダーシップは違うかなって
とにかくエウレカセブンは20周年で動きがあるみたいだし何か書けたらと思っている。
全10話に詰まったこだわりを見てほしい
とりあえず6話から最終話までノンストップで見ること間違いなしなのよ。
全10話で見られる面白いアニメって他にあんまりないしtriggerのオリジナルではないゲーム原作アニメは初めてなのでどーなんだろうって人には是非見てほしい。また、「グレンラガン」や「エウレカセブン」みたいな話が好きな人にもおすすめかも。
trigger作品としてはそんなに目立ってない印象なんだけど元のゲームが海外で人気ということもあって、この作品はどちらかというと、海外ファンから面白さが口コミで広がっていたそう。
結構日本アニメ特有な表現とかもあるんだけど受け入れられてるの結構意外。
(グレンラガンでいうドリルの先に顔的な)
ただここはインタビューを見る限り、最初にCDPR(原作ゲームの開発会社)からの脚本をだいぶ変えて、日本のアニメ的表現にこだわっていたみたい。
この無念、お前が晴らせ
ちなみになんだけどこのアニメ、最終回に最強の敵が出てくる。存在だけは最初から示唆されていたアダム・スマッシャーである。全身の9割以上を改造したキャラクターでアラサカのボディガード。体を弄っても他の人間のようにサイバーサイコとして暴走しないっていう最強超人でゴリ強い。

(画像はCyberpsycho VS the NCPD | Cyberpunk: Edgerunners | Clip | Netflix Animeより)
最終回まで見たらみんな思うと思うんだけど、こいつ許せないよね。
しかも人気キャラだったらしいレベッカも…
許せん。
そんなあなたに。ゲーム、買いましょうよってそういうこと。うまいですよね。
アダム・スマッシャーはアニメの後日談となるゲーム「サイバーパンク2077」でほとんどのルートでラスボスとしてプレイヤーの前に立ちはだかる憎い敵なんだそう。ゲーム内でアダムスマッシャーをボコボコにしたというプレイヤーもいたそう。
そして私もそうなるであろう。待っとけアダムスマッシャー。
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